松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年に見た映画

すみません,真似しました. 一応見た順番ですが,スタートがこの映画だったかどうか曖昧です.ニューイヤーズ・イブ (字幕版)発売日: 2013/05/15メディア: Amazon インスタント・ビデオこの商品を含むブログを見るハイエナ・ロード(字幕版)発売日: 2016/1…

2018年12月に読了した小説,エッセイ,漫画

傍流の記者作者: 本城雅人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/04/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る宝島作者: 真藤順丈出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文…

論文が出ました:「私立大学等改革総合支援事業の政策評価―タイプ1への申請・非申請に着目して―」『広島大学大学院教育学研究科紀要第三部(教育人間科学関連領域)』第67号,pp.227-234.

概要は以下のとおりです. 私立大学等改革総合支援事業タイプ1について,①どのような大学がタイプ1に申請しているのか.②タイプ1に申請すると,教育投資は増えるのか,の2つを明らかにしつつ,タイプ1に規定される代表的な取組みと,①②との関連の素描を試み…

牧原出(2018)『崩れる政治を立て直す:21生起の日本行政改革論』(講談社現代新書)を読了

標記の本を読了した. 本書の要諦は,小泉改革以降の政官関係を,官僚制組織の「作動」に焦点をあて,第1次安倍政権と民主党政権がその「作動」に失敗したと喝破したことにある. ここでいう「作動」とは,同じ改革を行うにしても,構造が「静かに変化が起こ…

佐藤郁哉編著(2018)『50年目の「大学解体」 20年後の大学再生:高等教育政策をめぐる知の貧困を越えて』(京都大学学術出版会)を読了

標記の本を読了した.序章と終章を含めると7章構成になっている. 我が国の大学「改革」の混迷や課題を指摘し,その合わせ鏡として英国の研究評価事業が必ずしもうまくいっていないことを示す. 本書は大学関係者ないし高等教育政策担当者にとっては,やや不…

ジェラルド・ガー二―,ドナ・ロピアノ,アンドリュー・ジンバリスト(宮田由紀夫訳)(2018)『アメリカの大学スポーツ:腐敗の構図と改革への道』(玉川大学出版部)

標記の本を読了した。 日本においても,日本版NCAA(大学体育協会)の構築が目指されているところではあるが,本場アメリカではうまくいっておらず,問題が多いというお話。アメリカの大学スポーツ: 腐敗の構図と改革への道 (高等教育シリーズ)作者: ジェラ…

中村高康・平沢和司・荒牧草平・中澤渉編(2018)『教育と社会階層:ESSM全国調査からみた学歴・学校・格差』(東京大学出版会)を読了

標記の本を読了した。 本書は,SSM調査(社会階層と社会移動全国調査)の教育版=ESSM「教育・社会階層・社会移動全国調査」(2013年実施)にもとづく分析結果をまとめたものである。 SSMでは教育の変数がごく限られているため,より教育に焦点化した形で社会…

定員充足率は何によって決まるのか:私立大学倒産言説と関連したいくつかの所感

「大学倒産」に言及した記事 標記の記事があった。前編と後編にわかれている。 忍び寄る「大学倒産」危機 2000年以降すでに14校が倒産している | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 倒産する大学の4つの特徴:地方、小規模、…

報告資料をアップしました:「私立大学に対する競争的資金配分の動態と成果」@2018年度日本高等教育学会研究交流集会

2018年12月8日に行う予定の下記報告の, shinnji28.hatenablog.com 資料を以下にアップしました。 https://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=217490 内容は,私立大学等改革総合支援事業タイプ1と経常費補助金の2つを対象とした分析を行い…

S. スローター,G. ローズ著,成定薫監訳(2012)『アカデミック・キャピタリズムとニュー・エコノミー:市場,国家,高等教育』(法政大学出版局)を読了

本書は,アメリカ高等教育のアカデミック・キャピタリズム的な知と学問の現状,発展,課題について包括的に論じたものである。 本書の重要な指摘は,単にアメリカの大学の商業主義を批判しているのではなく,それらが「政策、媒介組織と新しいすき間組織、ア…

数理社会学会監修(2004)『社会を〈モデル〉でみる:数理社会学への招待』(勁草書房)を読了

本書は,社会をミクロ・メゾ・マクロにわけ,それぞれを数理社会学的なモデルで見るために,具体的な事例を44個紹介したものである。 大きくは,①行為のモデル②過程のモデル③構造のモデル,の3つであり,詳細には, 1. 合理的選択理論 2. 期待効用理論 3. 確…

粕谷祐子監訳・ポーリピアソン著(2010)『ポリティクス・イン・タイム:歴史・制度・社会分析』(勁草書房)を読了

本書の論点は,政治学を初めとする社会科学において,時間的次元をどのように,なぜ組み込むのかというものである。 章立ては以下のとおり。 第1章 正のフィードバックと経路依存 第2章 タイミングと配列 第3章 長期的過程 第4章 制度設計の限界 第5章 制度…

2018年11月に読了した小説,エッセイ,漫画

ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)作者: 柚月裕子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見るホイッスル (光文社文庫)作者: 藤岡陽子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/11/09メディア: 文庫この商品を含むブロ…