松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

大学職員ライフを楽しむ3つのコツ

7月に入り、たとえばこの4月に大学職員になった方の中には、「この仕事つまらないな」とか、「モチベーションがさがってきたな」という感じの方がおいでかもしれません。
そういった方(あるいは、長年大学職員として働いているが、いまいち仕事にコミットしにくい方)に向けて、自分なりに検討したコツをご提供します。
コツは3つ、勉強すること、チャレンジすること、学生の面倒を見ることです。

①勉強すること

大学には図書館があるし、近くには研究者たる教員がいるし、勉強するにはとてもよい環境です。
私も昼休みは図書館で勉強していますし、本も借りていますし、文献複写もめちゃくちゃ利用しています。(図書館のみなさま、いつもありがとうございます)
さらに無線LANが整っているので、Skypeで大学院の授業を受けることも簡単です。
せっかくこうした環境にあるので、勉強はした方が楽しいんじゃないかなあと思っています。
まあ自分もそんなにしてきたわけではありませんが……。
勉強しておくと、いいこともあります。たとえば、一緒に働く教員には多分喜ばれます。
勉強している中身はなんでもよくて、何かを自分なりに掘り下げて学んでいるということ、それ自体が支持されるのが大学という空間です。
「勉強しているのか、していないのか」の差は、接する中で教員にも学生にもシビアに見られているというのが実感です。
どうせなら勉強をたくさんしてみてはいかがでしょうか。

②チャレンジすること

大学職員という仕事は結構リスク低くチャレンジが可能な職業だなと思いますね。
元々安定重視の職場環境ですから、チャレンジしても崩れることがほとんどないわけですよ。
一個人がチャレンジして失敗できることは知れていますし、大学というのは一個人のミスで致命的な傷を負ってしまうほどやわな教育システムにはありません。
だから、どんどん空気を読まずにチャレンジして怒られる、そのくらい突き抜けていくと、わりと楽しくなってくるように思います。
そして失敗してもリスクは少ない。
さらに相対的にチャレンジする人はやはり少ないので、単にチャレンジするだけで差別化が図れる。
そういう楽しさがあるかなあと思います。

③学生の面倒を見ること

大学職員としての一番の醍醐味は、学生さんの面倒を見る(というと語弊があるかもしれませんが)ということではないでしょうか。
特に私立大学は、学生あっての大学ですから。
面倒を見るというのは、要するに学びや生活の支援を教員とは違う視点で行うということですね。これは自分の仕事を振り返る機会になるという意味でも自己研鑽になります。
10人くらいの学生の面倒を積極的に見れば、結構楽しくなってくるように思います。
最終的に卒業後も付き合いが続く、というのを私は支援における自分なりのゴールにしています。

以上です。
私もずいぶん悩んでこれまで来ましたが、つくづく思うことは、どんな職業も楽しいことばかりではなく、仕事である以上しんどいことの方が多いのは当たり前ではないかということですね。
これは学生の時から思っていることですが、「好きな仕事に就く」のではなく「就いた仕事を好きになる」ということが一番大事かなあと思っています。
どんな仕事に就こうが、やる人はやるし、やらない人はやらない。楽しむ人は楽しむし、楽しめない人は楽しめない。