松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

教育実習はどのように単位認定されるのか?

よく質問されるので,自分のためにも整理しておきます。
この質問は,大学関係者だけではなく,学生がお世話になっている実習校からもよく受けます。
台風が来たり,風邪で休んでしまったときに,法令と照合してどうすればよいのかという話です。
以下は,全て中高免を例として考えます。
そもそも教育実習については,高一種免で2週間,中一種免で3週間,双方を取得する場合は中一種免にあわせて3週間参加する,と一般に思われています。
しかし,実をいうとこの考え方は正確ではありません。
まず,大学設置基準において,「実習」は1単位あたり30~45時間とされています。その上で,教育実習については,その歴史的経緯から,

・4単位実習 → 1単位30時間
・2単位実習 → 1単位40時間

として,それぞれ算出することとなっています。また,教育職員免許法施行規則第4条および第5条では,教育実習の単位は,

・中一種免 → 5単位
・高一種免 → 3単位

として,それぞれ定められています。さらに,このうちの1単位は,教育実習事前・事後指導です。
このことと,前述の単位時間の計算を兼ね合わせると,

・中一種免取得のための実習 → 4単位×30時間 → 120時間
・高一種免取得のための実習 → 2単位×40時間 →  80時間

ということになります。すなわち,1日8時間労働と考えれば,

・中一種免取得のための実習 → 120時間/8=15日(平日換算で3週間)
・高一種免取得のための実習 →  80時間/8=10日(平日換算で2週間)

ということになります。
高一種免で2週間,中一種免で3週間というのは,こういった計算から導出されたものですから,正確には時間数が全てということになります。