松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

情報提供:新型コロナウイルス感染症拡大に伴う「教育実習」「介護等体験」の今後について

本日の昼過ぎ,萩生田文科大臣の閣議後会見が行われ,その模様がYouTubeで配信されました。
このことを踏まえて,「教育実習」「介護等体験」に関する通知が,所管部署宛にメールで発出されました。
(大臣の見解は,「教育実習」のみにとどまっていますが,発出文書をよむと,「介護等体験」もほぼ同じ考えにもとづくことがわかります)
迅速な対応をいただいたことに感謝です。取り急ぎ情報提供です。

●文字起こし(赤字は松宮)

――――――――10:02――――――――
記者:
 共同通信の〇〇です。よろしくお願いします。
 新型コロナの感染拡大の動きを受けて教育実習を中止する学校も増えている中,文科省としては教育実習についてどのようなお考えでしょうか。(非常に聞き取りにくい)
大臣:
 こういう状況ですから,前期,たとえば6月などの教育実習はなかなか難しいと思います。
 したがって,教育実習そのものは学生が学校現場での教育実践を通じて教育者としての愛情と使命感を深め,将来教師になるための能力や適性を考える上できわめて重要な機会であると考えています。
 新型コロナウイルス感染症の拡大により,地域によっては学校の臨時休業に伴い,特に年度の前半においての教育実習の実施が困難になる場合もありえると考えています
 このため各大学や教育委員会等に対し,この春に予定していた実施時期を,秋に変更してもらいたいというお願いをすること,それから,3年生,4年生,3年生で実習が終わっている学生もいますし,4年次で教育実習に出ようと準備をしていた学生もいると思うので,その場合は4年次,すなわち卒業年次の学生を優先に準備をしてほしいということ。
 それから,実習の2週間前程度から,毎朝の検温や風邪症状の確認,実習中のマスクの常用等ですね,万全の感染症対策を講じること等を教育実習を実施するにあたっての留意事項について,本日中に通知を発出する予定でございます。
文科省としては,今後も教育実習の実施状況の把握は必要な情報の提供に努め,教師を志す学生が安全かつ質の高い教育実習に取り組めるよう,しっかりと支援をして参りたいと思います。
 あまり先にいかないうちにですね,この間できちんとできるということを発信をして,またそれに対応できるという準備というのを,しっかりとやっていきたいと思っています。
――――――――12:00――――――――

●出典

2020/04/03
萩生田文部科学大臣会見(令和2年4月3日):文部科学省
https://www.youtube.com/watch?v=Gt5ixBNBUhg&t=212s


ざっくりいうと,基本的には日程を後ろ倒しして,時間を稼ごうという趣旨だと私は理解しました。
心配なのは教職員であれ学生であれ同じなわけですが,大人の側が学生を不安にさせることのないよう,大学・教育委員会社会福祉協議会等の関連団体間で,緩やかな合意をとっていければと思います。