松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

大学職員ブロガーのすゝめ―今すぐ実名で始めれば確実にブルーオーシャンですよ―

ブログを始めて約半年、日々のPVも200~300を記録するようになりました。
突然ですが、「これからブログを始めようと思っている大学職員は、実名で始めた方がいい」という勝手なアドバイスをしたいと思います。

大学職員ブロガーの先人たち

大学職員には既に先人ブロガーが結構いらっしゃいます。
最も有名なのが、id:high190さんでしょう。
Clear Consideration(大学職員の教育分析)
Twitterのフォロワーが1,700人以上もいらっしゃるから化け物です。
あるいは、教職の仕事でいつもお世話になっている方が書かれている以下のブログ。
新・筆者のつぶやき
「教職担当者でありながらこのブログを1回も目にしたことがない人は、もしかしたらきちんと仕事をしていないのでは…」と言っても過言でないほど教職担当者に親しまれているブログです。
文科省の方も見ているという恐ろしいブログです。「新」とありますが、「旧」時代もたくさんの記事をお持ちでした。
あるいは、id:daigaku23さんの以下のブログ。
大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ
ブログつながりでお友達になりました。この方もTwitterに800人以上のフォロワーがいらっしゃいますので、一回更新されると私など問題にならないくらいアクセスが集まるものと想像します。
自分が参加できなかったフォーラム等の報告があったりして、大変ありがたく拝見してます。関心の分野も近い。
以上の3名の方は、面識もあってどなたが書いてらっしゃるか知っています。
一方、面識はないけど愛読しているブログとして、id:samidaretaroさんの以下のブログがあります。
大学職員の書き散らかしBLOG
こちらで作られている、大学職員系イベントカレンダーというのがすごい。

ブログを始めるときに思ったのは、ふつうにやったらこういう先人たちに勝てない、ということですね。
なので、「実名」×「1日1記事」という価値を自分なりに足して、大学職員ブロガー市場に打って出ることにしたわけです。

実名でブログをやっている大学職員

ところで、実名でブログをやっていらっしゃる大学職員もわずかながらいらっしゃいます。
最も有名なのは、やはり元芝浦工大の寺尾謙さんでしょう。
「寺尾謙」の短期大学職員日記。:So-netブログ
大学行政管理学会の関連でよくお名前を拝見していて、以前からブログも購読していました。
確実にどこかでご一緒しているでしょうが、直接ご挨拶したことがまだないです。いつかご挨拶したい。
それから、「ライブリアン」井上昌彦さんのブログ。
空手家図書館員の奮戦記(旧・空手家小学生の闘病記)
井上さんのブログを拝見して、図書館楽しそうだな、、といつも思います。
以前ご一緒したことがあるのですが、ご挨拶できずじまいでした。これまた後悔してます。
イベントに参加される際、Twitterでも絶対ハッシュタグ作られてますし、大学職員としては珍しく情報発信に積極的な方です。
それから、山形大学の樋口さん。
前向き 外向き 自然体
国立大学職員の日常を、短くまとまった形で毎日更新されています。
さらにもう1名、京都の大学の方で実名を時々出しつつ更新されていた方がいたと思いますが、URLを失いました。
ご存知の方がいらしたら、教えてください…。お名前で検索したけど出てこない…。
それから、最近更新されてませんが(笑)友人の山咲くん、、更新待ってるよー。
山咲博昭の活動記録 -大学職員の学習ポートフォリオ-

さて、このように、実名でブログをされている大学職員もわずかながらいらっしゃいますので、厳密に言えば自分も十分には差別化できていません。
でも、「大学職員」×「実名」の掛け算が、結構な希少価値を生むことは間違いないと思います。
大学職員の場合、こういう情報発信を積極的にやる人は少ない職業ですので。
私は、職業を明かし、実名でブログをされている大学職員は上記のみなさまくらいしか存じ上げませんが、仮にいらしたとしても、10人はいないんじゃないでしょうか。日本全国で、ですよ。
誰でもできる簡単なことなのに、とんでもないブルーオーシャンだと思いませんか?

ブログを行う際のリスクは、実名で行うことによってクリアできる

当然のことながら、実名を明かしたり、そもそも職業を明かしてブログをやることそのものにもリスクがあります。
やはりリスクとして一番大きいのは、炎上リスクでしょう。
よからぬことを書いてしまって拡散し、炎上してしまうと、自分が誰なのか「特定」されてしまい、懲戒の対象になる可能性があります。実際、会社員や公務員でもよく炎上して懲戒になってますよね。
あるいは、いわゆる「身バレ」というのもあります。
「特定」とほぼ同じですが、同僚や周囲の人に、執筆者が誰なのかわかってしまうという例のアレですね。
でも、こういうリスクって、実名でやることによって全部解決できるんじゃないかなと思うんですよね。
たとえば、炎上リスクっていうのは、公私の区別を過剰にしてしまった結果起こることだと感じるんですよ。
すなわち、職場の自分は職場の自分、家に帰るとそれは家の自分、このように完全に区別してしまうと、家にいる自分はリラックスして、職場のストレスなんなりをブログにぶつけてしまうかもしれないですよね。
匿名だったらどうせ誰だかわかんないんで、職場では絶対に言わないことを書いちゃうかもしれません。
一方、実名でブログをやると、それはないですね。
何しろ実名ですからね。何を書いても逃げられません。悪く言えば、公私の別がなくなるとも言えますが。
私は、公私が重なる部分で溶け合っているようなイメージを持ってます。
だから、「このブログの記事はあくまでも個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません」的なことも書いていません。
自分がいくらそう主張したとしても、外から見たら同じことだと思うんですよ。リスクヘッジとして、そういう注意書きを載せておいた方が、法的にはいいのかもしれませんけど、個人の見解だろうがなんだろうが、実名でやる以上検索すれば勤務先もわかるし、「個人の見解です。職場は関係ありません」は通じないだろうと考えています。そういうのを決めるのは、自分ではなく読者だということです。
そうなるとですね、ある程度のセーブはやっぱりかかります。自分は今めちゃくちゃなことを言っていないか、常軌を逸していないか、そういうことはすごく気になります。いい意味で。
本来は当たり前のことですけど、匿名でやってると少しずつブレーキが効かなくなる感覚はよくわかります。
次に、「特定」とか「身バレ」のリスクですが、こういうのって、結局対象が匿名でやってるから「特定」したくなるんじゃないでしょうか。
「あのブログ書いてるの、たぶんあいつだと思うんだよ。俺ってば発見しちゃったもんね」というような快感を喚起するというかですね。そんなイメージです。
ところが、対象が実名でやってたらどうでしょう。
「見つけてやった」も何も、自分から晒してますよね。そうなると、特定して攻撃してやろうなんて気持ちにはなかなかなれなくて、逆に引いてしまうというか、「え、なんでこの人実名でこんなことやってんの…」みたいに、少しびっくりしてしまうんじゃないでしょうか。
私まだ職場の同僚に何か言われたことはないんですが、別に隠すつもりもないですね。もし「ブログやってるの?」って聞かれたら、「お。いつわかったんですか?そしてどこから?」って逆に聞くと思います。
検索の結果なのか、どこかのリンクなのか、そういうのはすごく気になります。

私もいっとき匿名でブログをやってたことがあるんですね。で、炎上とは言わないまでも、過激なことを書きすぎてアクセスが急上昇したことがあります。
あれは非常に怖かった。たぶんその中には、ネット界隈が本気を出せば、自分の氏名や身分、勤務先など簡単に特定されてしまうという怖さも含まれてました。
思うんですが、殴られる前に自分から殴られに行く、それが一番ダメージが少ないんじゃないでしょうか。
殴り合いの喧嘩になった場合、避けようとすると一番痛いので、自分からぶつかりに行くといいと聞いたことがあります。
特定されるかもしれないとビクビクしながら更新するよりは、初めから自分というものを晒してしまう、そうすればある段階で開き直ることができます。
そして、なんとなく自分の実名を使って情報を発信しているという責任感が生まれたり、つたない記事であっても「楽しみに見てますよ」と言ってくださる方が増えたりします。
私のブログには質の低い記事も多いと思いますが、それでも見てくださる方がいるのは、誰が書いているのかが明らかだからだと思います。

何が言いたいかというと、これからブログをしようかなと考えている大学職員の方がいらっしゃったとしたら、それはもう実名で始めた方がいいということです。
今なら、実名でしてる人も少ないです。始めたもん勝ちです。
リスクがあるのでは?と思うかもしれませんが、匿名で始めるよりずっとリスクは少ない、ストレスも少ないというのが私の意見です。
ぜひぜひ、大学の職員という仕事を一緒にたくさんの人に知ってもらいましょう!