松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(6)途中経過

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(1)問題意識 - 松宮慎治の憂鬱

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(2)問題意識② - 松宮慎治の憂鬱

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(3)目的 - 松宮慎治の憂鬱

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(4)方法 - 松宮慎治の憂鬱

教職課程の学生同士の学び合いに向けた試み(5)方法② - 松宮慎治の憂鬱

最後に、この取組みの途中経過を記しておきたいと思います。

①免許教科(横)と学年(縦)を越えた繋がりを強化し、学び合いを促進する

自大学だけでなく他大学の学生とも学び合う

この2つがやりたかったわけですが、結論からいうと、前者についてはその芽が出つつあり、後者はうまくいっておらず、未着手です。

 

①免許教科(横)と学年(縦)を越えた繋がりを強化し、学び合いを促進する

こちらについては、まず現4年次生が先鞭をつけてくれました、特に社会科の4年次生は、積極的に模擬授業を公開したり、教員採用試験直前には夜遅くまで教職教育サポート室で勉強したりして、とてもよく頑張ってくれました。なかなか良い結果には繋がりませんでしたが、このことは必ず財産になります。次年度以降に生かせるだけでなく、いい思い出になるでしょう。

4年次生が雰囲気を作ってくれたところに、3年次生と2年次生が乗ってきてくれました。

3年次生のある学生は、2年次生のために、「介護等体験の勉強会をしたい」と言ってくれました。次年度介護等体験に行く2年次生のために、自らの経験を伝えたいというのです。私はなんて素晴らしいことを言うんだと感じて、「ぜひやろう」と言い、教職課程を履修する学生に対するお知らせの配信や、ホームページでの宣伝協力を行いました。併せて「もしかしたら、そんなに人は来ないかもしれないけど、落ち込むな。とにかくやればいいんだ」ということを伝えました。当日は人の集まりは全然でしたが、きっちりやりきってくれました。日時を土曜日の夕方に設定する等、色々な工夫をしたのに、参加者が少なかったことに失望してしまったかもしれませんが、計画を立てて、やりきったと。そのことに大きな価値があると考えています。「やる」と言いながら実際にはできない、そういうことも多い中で、「やる」と宣言して実際に小規模でもいいからやる、こういうことは大きな価値を持ちます。

続いて、2年次生のある学生は、教職のサークルを作りたいと言ってくれて、助走として教員の力を借りつつ、勉強会を何度か開催しました。中身は、実際に採用された卒業生を招いてお話を伺うというものです。こうした2年次生の動きに3年次が乗ってきて、一緒に活動するかどうかを相談して、結局一緒にサークルを作りました。今では、水曜日の昼休みを定例のミーティング、火曜日と金曜日の講義終了後の時間帯を勉強会にあてています。

2年次生と3年次生では、やりたいことが少し異なるようですが(当たり前のことですけど)、今のところ上手に折り合いをつけなかがら、相乗効果を出せるように頑張っています。こうして学年も越えてくるようになりました。

 

自大学だけでなく他大学の学生とも学び合う

こちらについては、私のコネを使って働きかけを行っているのですが、なかなかうまくいきません。少しずつかな、と思っていますので、一緒に何かしてくださる、という大学関係者の方がいれば、ご一報ください。

一応、私が想定しているのは、主に一緒に模擬授業をやったり、あるテーマ(なぜ教員になりたいか、どんな教員になりたいか、いじめ、体罰、部活動等)を元にワークショップをやったりするなどして、多様な考え方に触れると同時に、モチベーションを高めていく、ということです。

バイトや部活動以外のところで生まれる関係を、学生に提供したいと考えています。

 

以上が取組みの現状です。