松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

私の好きな作家ベスト3と、彼らのベスト作品

三日坊主の私が3、4歳の頃から唯一継続している趣味がありまして、それが読書です。
親に絵本を読み聞かせてもらうことから始まりましたが、育った家の近くに図書館があったので、週末は毎週のように通うことができました。
確か借りられる上限があって、13冊くらいだったと思うのですが、土曜日の朝に上限いっぱい借りてその日のうちに読んで返却にいき、また上限いっぱい借りる、というようなことを毎週繰り返していました。
そんな私が好きな作家のベスト3がこちらです。

第3位 三浦綾子
第2位 浅田次郎
第1位 山本周五郎

さらに、この3人の作家の作品のうち、最も好きなものを挙げておきたいと思います。
まずは三浦綾子

雨はあした晴れるだろう (角川文庫)

雨はあした晴れるだろう (角川文庫)

この文庫に収録されている、「この重きバトンを」という短編が一番好きです。
ヤンキーの息子がひょんなことから反抗していた父親の日記をみつけて、自分の生き方を再定義し始める物語です。

続いて浅田次郎

シェエラザード(上) (講談社文庫)

シェエラザード(上) (講談社文庫)

シェエラザード(下) (講談社文庫)

シェエラザード(下) (講談社文庫)

昭和20年に沈没した豪華客船「弥勒丸」にまつわる真実を解き明かしていく物語です。
太平洋戦争のさなかにあって、人が人としての誇りを胸に生きることがどういうことかを描いた作品です。。

最後に山本周五郎

生きている源八 (新潮文庫)

生きている源八 (新潮文庫)

ときは戦国、小隊を率いる源八は、どのような戦であっても必ず生きて帰還する。
リーダーでありながら毎度毎度生きて帰ってくる源八は、そのうち卑怯者呼ばわりされるようになった。
彼はなぜ毎回自分だけは生きて帰ってくるのだろうか…という表題作(短編)。


「生きている源八」は小学生のとき、あとの2つも、15歳か、せいぜい18歳くらいまでが初読ではなかったと思います。
これは最近感じていることなのですが、もしかして、自分の人生に強く影響を与える作品との出会いは、大体18歳くらいまでに終わってしまうのではないでしょうか。
小説しかり、音楽しかり、なんらかの芸術作品については。
もちろん、新たに知る作家とか、最近デビューした作家にも、面白いなあと思う人はいるわけで。
それでも、上記のような作品に初めて触れた時の感じというのは、ついぞ得られません。
若い感性の時分にどれほど多様な作品に触れられるかが、今気づいても遅いけど大事だったかもしれないと思います。