松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

日本高等教育学会編『高等教育研究第4集―大学・知識・市場』(玉川大学出版部)を読了

2001年の学会誌である標記の本を読了した。
このうち,吉本圭一先生の論稿「大学教育と職業への移行—日欧比較調査結果より」は,
日本→学歴,欧州→職業別,という労働市場が,実は近接しつつあるのではないかという仮説に基づくもので,大変勉強になった。

大学・知識・市場 (高等教育研究)

大学・知識・市場 (高等教育研究)

日本高等教育学会編『高等教育研究第12集―変容する大学像』(玉川大学出版部)を読了

標記の本を読了した。2009年の学会誌である。
この中で何度も拝読したのが,水田健輔先生の「日本の高等教育をめぐるマクロ財政フローの分析」である。

変容する大学像 (高等教育研究)

変容する大学像 (高等教育研究)

市川昭午著『高等教育の変貌と財政』(玉川大学出版部)を読了

標記の本を読了した。
筆者は,高等教育財政について,「国または地方公共団体が高等教育に関する目的を達成するために必要な財源を確保し,公共経費として配分し,管理する活動」と定義している。
この定義に基づき,論点として「支出論」「負担論」「受給論」の3つが提示され,家計負担や構造変動,大学評価との関連の中で財政問題が議論される。

高等教育の変貌と財政

高等教育の変貌と財政

片渕須直監督作品『この世界の片隅に』を鑑賞

標記の映画を神戸のシネ・リーブルという映画館で鑑賞した。
広島に馴染もうシリーズの第何回かである。
声優である能年玲奈の存在感がすごかった。

「この世界の片隅に」公式アートブック

「この世界の片隅に」公式アートブック

朝井リョウ著『何様』(新潮社)を読了

標記の本を読了した。
『何者』が映画になっているが,『何者』を読んでいなくても,面白いと思う。

何様

何様

北村薫著『元気でいてよ、R2-D2』(集英社文庫)を読了

久々に北村薫さんの本を読んだ。
短編集である。視点がやさしい。

吉田修一著『キャンセルされた街の案内』(新潮文庫)

標記の本を再読した。
短編集なのだが,この中の「日々の春」というのが素晴らしい。

キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)

キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)