松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

現在の資産を維持することに意味はない

ぼくらの世代には年金など期待できず,生涯死ぬまで働き続けなければならないのは自明である。
そうした中で,現在の資産を維持しようとするいわゆる貯蓄,これにはあまり意味がないと感じている。
むしろ大切なのは,生涯働き続けることができるだけの健康と能力を維持できるか,というところにあって,このためにはやはりさまざまな自己投資が有効である。
特に若い頃はそうだ。仮に20代で多額の貯蓄をしたとしても,生涯働き続けることができなければあまり意味をなさない。
「若いときにしっかり貯金しておけ」的なアドバイスも受けたことがあるが,そういう人は先行逃げ切り型なのかもしれない。
卒業した大学の名前や若い頃の貯蓄など,若い頃の資産に頼りすぎると,「いかに逃げ切るか」という発想になりがちである。
それはそれで悪くないのだが,人生のピークが前半のうちに来てしまうという点で,ぼくから見ればつまならなく感じる。