松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

数理社会学会監修(2007)『社会の見方、測り方:計量社会学への招待』(勁草書房)を読了

本書は,以下の項目を扱っている。
・データをつくる
・データの適切さを考える
・データの分布をしらべる
・2つの変数の関連をあきらかにする
・ある1つの社会現象の原因を調べ予測する
・複数の社会現象の因果構造をあきらかにする
社会学的概念を測定し,その社会現象の因果構造をあきらかにする
・社会現象の時間的変化の原因を探る
・結びつきをとらえる
・社会的カテゴリー間の関連のしくみをとらえる
・変数や分析対象の類似性を把握する
・変数を合成する
・モデルの説明力をたかめる
扱われている内容は,家族や都市,教育といった身近な社会現象であり,全般的に平易な解説が行われている。
それでいて充実しており,初学者が全容を概観しやすいようになっている。

社会の見方、測り方―計量社会学への招待

社会の見方、測り方―計量社会学への招待