今更ながら?表記の本を読了した。
エビデンスには階層があるという話は印象に残った。
具体的には,
回帰分析→自然実験と擬似実験(差の差、操作変数法、回帰不連続デザイン、マッチング法→ランダム化比較実験→メタアナリシス
の順でエビデンスとしての信頼性は高いという(p.49)。
実際,高等教育の関連分野では9割が回帰分析だと思われるので,ショックであった。
以下はメモ。
因果を推定するときに考えなければならないのは,
1. まったくの偶然ではないか
2. 第3の変数の変数はないか
3. 逆の因果関係ではないか
の3つ。
また,操作変数法の前提は以下の2点。
1. 操作変数は原因には影響を与えるが、結果には直接影響しない
2. 操作変数と結果の両方に影響するような第4の変数が存在しない
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