松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

振れ幅の大きさとそのコントロール

振れ幅の大きさ(1)生活

よく,「一度上げた生活水準を下げられない」と言う人がいる。
これは厳しい。
なぜなら,この手の性格だと,生活水準を一定に保ち続けるだけでは満足度が維持できないので,上げ続けるしかなくなるからである。
一方,上げた生活水準を簡単に下げられる人は強い。
そういう人は,自らの生活を自らで選択しているからである。
社会や世間から与えられているわけではない。

振れ幅の大きさ(2)自信

同じようなことは,自信にも言える。
自信満々な人は傲慢だし,謙虚すぎる人は卑屈である。
だがより重要なのは,場面に応じて適切なレベルを選択できることである。
プレゼンをするときは自信満々になった方がいいし,一人で勉強するときは卑屈すぎる方がいい。

振れ幅のコントロール

上記2つに共通するのは,レベルのコントロールである。
つまり,振れ幅が一定であるよりも,場面や状況,あるいは自らの信念に基づいて選択できた方がよい。
このようなことをするためには,レベルを意図的に上げたり,下げたりするトレーニングが必要である。
たとえば,一度家賃の高い家に住んでみて,満足感がどの程度変動するのか確認してみるとか。
厳しい環境で勉強してみて,打ちひしがれるとか。
高いレベルも低いレベルも,コントロールして選べるようになるには,そうしたトレーニングが必要であろう。