松宮慎治の憂鬱

タイトルは友人が考えたもので,某アニメのことはわかりません。sanjyuumatsu@gmail.com

楠木建(2010)『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)を読了

標記の本を今更ながら読了した。
本書では「戦略ではないもの」(p.109)を抑えた上で,戦略(「持続的な利益」p.163)を考えるという構造をとっている。
その前提として,競争戦略の課題は「 競争があるにもか変わらず儲かるという不自然な状態」(p.111)であると言う。
そして,ストーリーというのは動画であるので,静止画から動画へ,組み立ての転換をしなければならないのであると述べる(p.171)。
動画を組み立てるときのポイントは,人間の本性(p.288)*1を捉えること。
そのほかにも,一見して非合理であることが重要であること(p.323),追いつこうとすると自滅すること(p.370)等,印象に残る記述は多くあった。

*1:なんとなく,人間がもつ普遍的な欲求である」「インサイト」に似た概念だなと思った。)