標記の本を読了した。
本書では政治学を素材に因果推論の基礎基本が解説されているが,政治学に全く関係のない分野の人が読んでも勉強になるよう設計されている。
とりわけ,
第4章 推論としての記述
第5章 共変関係を探る:違いを知るとはどういうことか
第6章 原因の時間的先行:因果関係の向きを問う
第7章 他の変数の統制:それは本当の原因ですか?
第8章 分析の単位、選択のバイアス,観察のユニバース
このあたりの章は,何度でも読み直したい。
折々に挿入される8つのコラムも含めて,平易であり,具体的であり,もっと早く読むべきであったと後悔している。
- 作者: 久米郁男
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2013/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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