標記の本を読了した。
本書は,歴史学者であるクリストファー・ラッシュが『大衆の反逆』になぞらえて,民主主義を脅かしているのは大衆ではなくエリートであることを喝破したものである。
その分析視角として,社会移動と能力主義,コミュニタリアリズムとポピュリズムの相克,人種,情報技術の発達,高等教育,恥等の概念枠組みを提供する。
訳は正直言って難解であった。
初めて読むときは,訳者あとがき→序章→本編,の順に読んだ方が無難かもしれない。
- 作者: クリストファーラッシュ,森下伸也
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 1997/09/25
- メディア: 単行本
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