標記の本を読了した。
筆者の問題意識は,議院内閣制が分権性(≒三権分立)と結び付けられるていることの,国際通用性のなさ,そこからくる独自性への批判(≒どっちつかずの議院内閣制)に帰結している気がした。
ただ,初版が政権交代前であったがゆえに,歴史的分析が55年体制のそれに留まっていることが残念である。
民主党への政権交代,及びその後の再交代を筆者がどう評価されているのか知りたい。
- 作者: 飯尾潤
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 新書
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