松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

飯尾潤(2007)『日本の統治構造―官僚内閣制から議員内閣制へ』(中公新書)を読了

標記の本を読了した。
筆者の問題意識は,議院内閣制が分権性(≒三権分立)と結び付けられるていることの,国際通用性のなさ,そこからくる独自性への批判(≒どっちつかずの議院内閣制)に帰結している気がした。
ただ,初版が政権交代前であったがゆえに,歴史的分析が55年体制のそれに留まっていることが残念である。
民主党への政権交代,及びその後の再交代を筆者がどう評価されているのか知りたい。

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)