松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

中澤渉(2014)『日本の公教育費はなぜ少ないのか―教育の公的役割を問いなおす』(勁草書房)を読了

標記の本を読了した。
中澤先生の書籍は入試改革のものを読んだことがあった。

一方本書では,高等教育の行財政(費用負担)に関して複数の論点を提示されている。
たとえば,
・教育と社会福祉社会保障との関係(それらの国際比較)
・特に高等教育の費用負担の歴史的整理
民主党政権の教育政策への賛否(フェアな評価)
等である。
高等教育の無償化が政策課題となっている昨今,0か100かではない,本書のような精緻な議論が求められる。
入試改革の社会学

入試改革の社会学