昨日職場で学位記授与式があって、卒業生のみなさんと話したあと、自分のことを思い返していました。
入学式などもそうですが、こうした場にほぼ必ず立ち会うことになるために、「自分はどうであったか」を必ず思い出させられる(半ば強制的に)、そういう宿命を感じました。
良いとか悪いとかではなく、どう抗ってもそうなるわなあ、ということです。
世の中には、大学の卒業式のことなど一顧だにしない方もいらっしゃるかと思いますので。
ぼくは必ずしも充実したキラキラした大学生活を過ごしたとはいえなくて、むしろその逆であって、であるからこそそうした経験がいまの仕事に生きることもあるのですが、それはともかくとしても。
なんだかんだいって、所属していた専攻•コースは合わせて25人くらい、うち男は7人の小さな所帯で(もう総数は正確には思い出せない…)、当然授業なんかも被るし、時々はそれなりの関係性を築くなどしてきました。
たとえば最後の夏休みに奈良の奥地にキャンプに行くなどです。
あとは、所属の専攻•コースは自分の学会をもっていて、そこでは3年次のときにゼミで研究発表をしないといけなかったり、あるいは卒論の中間報告で先生方からボコられるなどして、正課の中でもそれなりの時間を過ごしてきました。
2008年の春に行われた卒業式は、八尾プリズムホールという近鉄八尾駅で行われました。
入学式に行って以来かな?略称は「八尾プリ」です。
学内の施設では収容できなかったっぽいです。
今は毎年寒い気がしますけど、そのときはもうこの時期あったかかった気がするんですけどね。気象がおかしくなってるんじないでしょうか。
卒業式のあとは、謝恩会がありました。場所は難波です。
そこで、たしか終電くらいまでは一緒に過ごしました。
そのあと、男だけで難波のカラオケに行って、徹夜しました。
いわゆるカラオケオールですね。
ほぼ2年ぶりくらいにカラオケオールとやらをしました。
で、そのまま始発で解散しました。
以来、同じメンバーで集まったことは一度もありません。男だけでも、です。
一度卒業後3年目くらいのときに、ある友人の結婚式の際に男全員に声がかけられましたが、集まったのは5人でした。
何かがうまくいかなかったのか、あるいは良し悪しではなくて、初めからそういうものなのか、ぼくにはわかりません。
しかし個人的には、自分の責任も認めつつ、やっぱり残念だな、という思いが消えません。
でも、やっぱりそんなもんなんだろうとも思います。
昨日卒業された方の中にも、ゼミ、サークル、なんでもいいのですが、かなり仲の良いグループに所属していたとしても、そのメンバーが再度集まることは、おそらくは、稀です。
個々に約束して会うことはできても、集団として集合するのは、きっと厳しいです。
他方、個々に約束して会うことと、集団として集合することでは、質的に全く違うこともまた明らかではないでしょうか。
だから、集合で会いたいなら、かなり意図して会う必要があって、それが難しい場合、たぶん、昨日が最後になると思います。
そのようなことを、式が終わって帰宅してから考えていました。