学内の先生に高大接続に関する参考文献を紹介することになり,自身も不勉強であったので読了した第1弾がこちらである。
このような本を拝読していると,自身が経験したセンター試験の「5教科7科目化」が既に歴史的事実になっていることを実感する。
「5教科7科目化」については,大学審の提言から国大協の総会を経て承認されたことを初めて知った。
だが実際のところ,国立大学の5教科7科目提言は学力低下問題に対する対症療法的な側面が強く,本格的な改革案の提示はこれからという段階にある.法人化の影響が今後の国立大学入試にどのようなかたちの影響を及ぼしてくるのか,その点が今後の焦点である.
またこちらの本では,第3部で,イギリス,フランス,ドイツ,韓国,タイの高大接続が紹介されている。
特にタイの高大接続は新鮮であった。
高校と大学の接続―入試選抜から教育接続へ (高等教育シリーズ)
- 作者: 荒井克弘,橋本昭彦
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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