松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

内館牧子著『エイジハラスメント』(幻冬舎文庫)

標記の本を読了した。
ぼくの中で内館牧子は脚本家のイメージなのだが,小説もかなり面白い。
以前読んだ『終わった人』は定年退職した男性,
shinnji28.hatenablog.com
今回は,年齢に悩む34歳の女性が主人公である。
「自分はもう若くない」と思いつつも,一方で年齢を気にすることは「カッコ悪い」と思っている。
そんな女性が,会社の行事で露骨に年齢差別を受けたり,早くに結婚した夫に浮気されたりする物語である。