松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

堀江貴文著『99%の会社はいらない』(ベスト新書)を読了

標記の本を読了した。
思ったのは,「そんなにホンマのことばっか言うてたら,刺されてしまうで…」ということである。
しかし,内容より驚いたのは,小池百合子氏を一部で取り上げていることだ。
言うまでもなく,この本は小池百合子の出馬のシュの字もない時期に出版されている。すごい予知能力である。

日本企業に古くから巣食う習わしを崩した唯一の人物がいる。小池百合子さんだ。
小池さんが改革を行ったのは、2003年の小泉内閣時代に環境大臣を務めていた当時のこと。小泉純一郎さんから「夏場の軽装による冷房の節約」をキャッチフレーズにしたらどうかとアドバイスされ、夏場でも冷房温度を28度に設定することを推進するために、ネクタイや上着を身につけない「クール・ビズ」を打ち出した。(中略)
 これをどこかにサラリーマンがやったところで、誰も見向きもしなかっただろうし、むしろ白い目で見られただろう。僕もTシャツで会議に出た際に、嫌味を言われたことだってある。気温が高くて暑いのはみんな同じであって、軽装の方が効率が良いことを理解できるはずなのに。
 それでも、クール・ビズは実現した。これは時の大臣が自ら旗を振って「私も夏は軽装にします」と言って実行したからに他ならない。