松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

大学行政管理学会第20回定期総会・研究集会で研究報告を行います。「教師の資質能力への評価に関する現状と課題」

初めて休もうかと画策していましたが,若手研究奨励の報告をしては?というオファーを研究・研修委員会からいただき,ご支援に対する恩返しとして報告を行うことにしました。
今日から申し込みが可能になるはずです。もしよろしければお越しください。

 教師の資質能力への政策的関心は依然として高い。たとえば,(1)高度専門職業人を理念とする教職大学院制度の整備(2)更新制度の開始による免許状の質保証(3)中教審答申で示され,議論された修士レベル化(4)施行規則一部改正を機に,大学に義務付けられた育成指標等の策定など,近年に限定しても枚挙に暇がないと言える。ところで,これら教師の資質能力へのさまざまな評価軸は,いかなる由来で生起し,今日に至るのであろうか。背景に一貫性が維持されてきたのか,それとも場当たり的な,ある種の弥縫策に留まってきたのか。本研究ではこうした問題関心から,教師の資質能力への評価に関する先行研究を披見し,概念整理を試みる。このことによって,今後の政策に対する実践的示唆の獲得を目指す。

この報告は,2015年度若手研究奨励金による研究成果の一部です。

http://juam.jp/wp/im/assembly/2016_20/