松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

奥田英朗『向田理髪店』(光文社)

GWに実家で読んで,実家に置いて帰った。
はっきりと書いてはないが,どう考えてもこの舞台夕張やろ…と思った。
財政破綻しそうな北海道の町をめぐる物語。
本省から来た情熱的な官僚に煽られてUターンする若者と,それを冷めた目で見る親。
突然町が映画の舞台になったり(しかし,それが先鋭的なスプラッター映画で,最終的に町の人に避難されたり),
中国人のお嫁さんを中国からもらう人がいたり,など。面白かった。

向田理髪店

向田理髪店