松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

司馬遼太郎著『殉死』(文春文庫)を読了

明治天皇を追って自殺した乃木希典が,大したことない人物として描かれていて衝撃的だった。
特段乃木希典が好きということはないが,母校の近くに明治天皇陵があり,したがって乃木希典を祀った神社(乃木神社)があった。
それで,ここには毎年高校の同級生と初詣に行き,勝守というお守りを買っている。
そう,乃木神社は勝利の神様なのである。
にもかかわらず,この作品では情けない小人物と描かれていて,なるほどそういう見方もあったのかということを知ったのであった。

殉死 (文春文庫)

殉死 (文春文庫)