松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

「入学の前と後で、私こんなに変わりました」系の大学広報について

先日、JRの三ノ宮駅でまじまじと見てしまった大学の広告を紹介したい。
それは神戸松陰女子学院大学の広告である。

この広告では、beforとafterが写真で載っているが、一見して左右の人物は全く同じに見える。
しかしながら、よく見ると下の方に次の言葉が配置されている。

変わっているのは、中身です。

beforとafterが併置されていたら、心理的には見比べてしまう。
また、見比べたときに全然違いがなかったら、どこが違うのだろう?と思ってより見てしまう。
それで、最後に小さく書かれた前述の文字が目に入る。
小さく書かれた、というのは、強調するよりも人の心に訴えるかもしれない。
最後に、「この大学は見た目じゃなくて、中身の大学なのだ」ということが、ストンと腹落ちした気持ちになれる広告であった。