松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

教務の教職担当者だが学生の応募書類の添削をしばしばしている

通常の学生であればキャリアセンターの領分になるのかもしれないが、学生の教員採用試験の応募書類の添削をするようにしている。
もちろん、学生が希望すればの話ではあるが、「それは先生に見てもらってくれ」とか「キャリアセンターに見てもらってくれ」等といって追い返すことなく、自分で添削することにしている。
その際伝えていることは、以下の3つである。

①色々な人に見てもらってほしい
②でも、最後に決めるのは自分
③どれだけ頑張っても、100%の完成度にはならない

応募書類の添削にはそれなりの責任が伴う。手は抜けない。
たとえ教務担当者であっても、一人の大人としてそういった添削ができることは必要であるように思う。
責任が伴うから恐い、やりたくない、ではなくて、当然の責任として引き受けることにしている。
間違いのない明朗な文章を書ける、祖語のない論理構造を形成する、応募者の魅力を引き立てる、こういったことはやはり一人の大人としてできないといけない。
もしできないのであれば、それは精進が足りないと言わざるを得ない。その程度のことができない人が、学生を伸ばそうとしてもそれは無理である。
学生は職員がどれだけ勉強し、努力し、いち職業人として伸びようとしているのかを意外なほどよく見ているからである。
と、いつも自分に言い聞かせながら働いている。