松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

第19回大学行政管理学会定期総会・研究集会で印象に残った、教職課程にかかわる発表の多さ

もう2カ月近く立ちましたが、標記のことが大変印象に残りました。
具体的にいうと、教職課程にかかわる発表が3つありました。
おそらくこういった自体は始めてで、教職課程への関心の高まりを感じました。
たぶん、教職がテーマになっている発表は、私が2年前に報告したもの以来2回目で、かつ3つと複数あるのも初めてではなかったかと思います。
たしかに、関心の高まりは感じる一方、このテーマが大学行政管理学会で報告される良さはあるだろうか、ということも思いました。
他に場がないのかもしれませんが、大学教務実践研究会や全国私立大学教職課程研究連絡協議会、場合によっては教師教育系学会や教師教育セッションを含む学会等で報告した方が、いいフィードバックが得られるんではないかなと思いました。

個人的には、大学行政管理学会は学術的に高度にしていくのではなく、情報交換やネットワークづくりを基礎として参入障壁を下げていった方がよいのではないかと考えています。
もしその中でより深めたいテーマが見つかったら、そのときには他の専門的な学会に行けばよいのではないかなと。
他のところに羽ばたいていくためのプラットフォームのようなイメージですね。
もし大学行政管理学会で学術的な部分を追究するのであれば、テーマはどうしても大学の管理運営、ガバナンス、大学職員論、SDといったところに限定されてしまうことになります。
そうなるとどうしても多様性が担保できず、参入障壁があがることになってしまうので、よくないんじゃないかなと考えるわけです。
いろんなことできた方が面白いし、多様性を担保しつつ学術的に高度化するのは難しいというか、そこを望む限り絶対に専門の学会にはかなわなくなりますので。
賛否両論あると思うので、ぜひご意見ください。