松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

研究は勉強ではない

「大学院で勉強していてえらいね」という風に、大学院での活動を勉強と関連づけられることが多い。
しかしながら、大学院でやっていることは実は勉強ではなく研究である。
いや、もちろん勉強はやっているのだが、それは研究のための準備にすぎない。
自分の研究に研究としての価値があるのかどうかは別として、大学院でやっていることは研究である。
研究というのは、これまで重ねられてきた先行研究に何らかの価値を上積みするという営みだと、自分は理解している。
さて、実はこの行動様式は仕事にかなり関係が深い。
何らかの価値を上積みするということがなければ、これまでやっていることをルーティンで回しているだけでは、なかなか仕事として高い報酬をもらうことは難しい。
もちろん、仕事の中で「勉強している」ということは全然意味がない。
当然勉強はした方がいいが、それは仕事のための準備であって、仕事そのものではない。
こうしたことを考えると、研究と仕事はほとんど同じだということがわかる。
このため、大学院に行くと仕事もできるようになると思われる。