標記の本を読了しました。
廃校が決まった東玉川高校、通称トンタマの最後の卒業生の半年間を描いた作品です。
入学した時から「終わり」ばかり見続けてきた生徒が、何かの「はじまり」を手掛けようとする、という私的な作品でした。
あとがきにありますが、本作品はデビュー作の『ビフォア・ラン』と対になっているそうです。
たしかに、重松さんの作品で小学生や中学生、大人が取り上げられることがあっても、高校生は少ないですからね。
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