松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

大学行政管理学会第19回定期総会・研究集会のリフレクション(1)若手研究奨励の中間報告

長らく放置していましたが、9月5日(土)・6日(日)に関西大学で行われた標記について、何回かにわけてリフレクションを行いたいと思います。
会場校のみなさまありがとうございました。
大学行政管理学会は、おそらく会員の9割以上が大学職員である職能団体的学会です。

まずは、1日目の午前中に研究・研修委員会からいただいた機会であった若手研究奨励の中間報告についてです。shinnji28.hatenablog.com

今回の自分の課題は、調査に入る前の段階まで仕上げてくることでした。期間が、この4月から1年間なので。
具体的には、先行研究の確認、問題と目的の設定、仮説と分析枠組みの構築、までですかね、やろうと思っていたのは。
7月頃から大学院の先生方のご指導を仰いでなんとか形にしていただいた、というところで、個人としては全く納得できておりません。
どうも論理構造に無理があるというか、おかしなところがあるなという気がしています。
しかしながら、全ては自分の実力が不足しているのが悪いわけで、調査と並行しながらなんとか進めるしかありません。

当日は理事の方から、「10万円は安くないか?」というご質問をいただきました。
それに対しては、
・一般的な研究費から言えば安いと思うし、この研究を10万円でできるかといったらできない
・でも、初めから自己資金の10万円を上乗せしてやるつもりだかったから大きな問題はないし
・研究費をいただくことにより発生する義務や責任によって成長できることの方が大きい
というようなことをお答えしました。

研究費をいただくということは、その研究費を適切に管理・執行するということです。
こちらは仕事の関係で慣れていますが、より難しいのは成果を出すことです。
成果といっても完ぺきなものである必要はないですけど、それでもやはりそれなりのものに仕上げる必要があります。
その意味では、今回の中間報告は大学院の先生方のご指導でサマになる状態にしていただいたと考えています。

一方マズいなと思っているのは、虎の威を狩るキツネじゃないですけど、大学院の名前を出したことによってちょっと変なプレッシャーをこれから申請されようとする方に与えてしまったんじゃないかなということですね。
今回の企画は初めての試みであり、趣旨は、採択者の活動内容を公開して若手研究奨励の制度を知ってもらうこと、そして新規の申請を検討いただくことにあったかと思いますので。
またのちのち書こうと思いますが、あまり高度にアカデミックなことをしなければならない、ということをこの学会で求めるのは少し違うかなと考えてますので、気軽な気持ちで申請されればよいのではないかと感じます。
そうはいっても、自身はこの報告でお伝えしたとおり、日本教師教育学会とか日本教社会学会とか、この分野の専門家がいらっしゃるところで厳しく批判を受けたい、そのレベルに耐えうるものを仕上げたい、と思ってはいるのですけどね。
それは大学行政管理学会への恩返しのためにやりたい、と思っているのであって、なんかみんながそうした方がいいとは、まったく思ってないです。

と、とりとめもなくなってしまいましたが、リフレクション(1)でした。