松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

「詩のような小説」と「小説のような詩」だったらどっちが好きですか?

これは、

「絵のような写真」と「写真のような絵」だったらどっちが好きですか?

と換言することもできます。

前々から人の性格診断に使えるんじゃないかなと考えている質問です。

まだ使ったことはないですけど、

「詩のような小説」が好きな人というのは、たぶん現実の中に空想を見出す人です。

一方、「小説のような詩」が好きな人というのは、空想ベースの現実を生きる人です。

私の場合は、「詩のような小説」「絵のような写真」が好きですね。

現実を生きているのはそうなんですが、やや宙に浮いてしまうというのがこのタイプの特徴です。

みなさんはどちらでしょうか。

 

これは、2、3年前に大学の同級生とどんな文学作品が好きかって話をしてたときになんとなく思ったことです。

「日常のごく普通な部分を鮮明に切り取った小説が好きやねん」(これ自体ずいぶん恥ずかしい発言ですが)と言ったところ、その友人に「しんちゃん、それは詩やな」と言われたわけなんです。

それを聞いて思ったのは、まあたしかに詩は嫌いではないけど、どっちか選べと言われたら小説がいいなと。そういうことです。

そう感じたときに、詩的な小説が好きなんだなと思い至ったのです。

そして、詩と小説というのは実は二項対立ではなく、互いに関係していると思ったんですね。

そして、同じことは絵と写真の関係でも言えることだと感じました。

結局のところ、100%現実的に生きている人も、100%空想的に生きている人も、どちらもいないと思うんです。

どっちにどの程度寄っているかということがポイントなわけで。

その判別に、この質問を使ってみたら面白いかもなあと思います。