松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

高等教育職員開発論特講(11)英国の大学職員ー英国の大学では、「大学自身の学位の授与」が可能

大場先生の授業なうです。
標記の件について、どういうことかというと、学位について国の認可を受ける必要がないということのようです。
大学自治(academic freedom)の表出のひとつのようです。
学位については、国の認可を受けないといけない日本とは大きく違いますね。
日本の場合は、学部設置の際に国に申請する必要があるだけでなく、「そんな名前の学位はダメ」といった具合に、修正を求められることすらありますので。

他のポイントとしては、英国の文脈ではchansellorは学長ではなく、名誉職としての総長をさすと。
で、vice-chancellorが学長であると。
viceだけど、それは名誉職としてのchansellorがいるのでそういう名前になっているということのようです。
また、英国でregistrarといったときには事務局長をさすが、アメリカでregistrarといったときには学籍管理者をさすと。
ただし、英国においても伝統的には学籍管理者の意だったようです。