松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

学生の名前を覚えているフリをする

人生デザインU-29「大学職員」を見て思うこと - 大学職員の気ままで正直な気持ち
学生の名前を覚えると学生は喜ぶということが書かれています。
私もこれは努力しているのですが、なかなか教職課程を履修する学生600人の名前を覚えるのは困難です。
4年次生100人だけでも一苦労です。
そこで私が駆使しているのが、「覚えているフリ」です。
顔は覚えているけど名前を覚えていない学生がいたとしたら、一瞬自席に戻って情報を引き出してくるとか。
顔も名前も覚えてなかったら、書類に書いてある氏名で呼ぶとか。
そして、そうしたフリを繰り返すことによって、本当に覚え始めます。

「学生の名前を呼んでやると、一瞬なにか自分は悪いことをしたのかという顔になる。しかしそうではないことがわかったときに、ぱっと顔が輝く」とおっしゃっていた人がいます。
誰か忘れましたが…たぶん元大学行政管理学会長の横田さんの講演記録かなにかで見かけた言葉だったと思います。

名前を覚えるコツですが、何よりもまず興味をもつことでしょうね。
これがないと始まりません。
興味がないのに表面的に名前を覚えることも、不可能ではありませんが、それはちょっとした苦行です。

•いい名前ですね。
•その財布知ってます。
•その時計かぶってる。
•体調大丈夫ですか?
•どうしてそう思った?

などなど、なんでもいいんですが、とりあえず興味もって、いい意味で適当に話しかけてきっかけ作れば、お互い覚えますね。