さて、以前不採択となった科研費(奨励研究)の研究計画調書を以下にさらしましたが、shinnji28.hatenablog.com
首を長くして待っていた、評定結果の通知が来ました。
研究支援の部署経由でいただきました。その節はありがとうございます。
あまりこういったものが見られるサイトというのを知りませんので、この際、現物をさらそうと思います。
34509
神戸学院大学・私立大学職員
松宮 慎治 殿
「親展」
102-0083
東京都千代田区麹町5-3-1
独立行政法人日本学術振興会
研究事業部研究助成第二課
ま、まるで給与明細のようです。
中をあけると、、
研究種目:奨励研究
専門分野:教育学・教育社会学
研究課題名:IR人材に必要な潜在的素養に関する質的分析―大学職員の事例における検討―ご応募いただいた上記研究課題の審査結果は次のとおりでした。
○全体の状況
応募件数 3,956件 採択件数 706件
○応募された専門分野の状況
応募件数 216件 採択件数 40件採択されなかった研究課題の中でのあなたの応募された専門分野におけるおおよその順位は次のとおりでした。
【採択されなかった研究課題の中でのおおよその順位】
A(上位20%)
B(20%~50%)
C(50%以下)【その他の評価項目の評定結果】
○奨励研究としての適切性について
特に問題はありませんでした。○研究経費の妥当性について
特に問題はありませんでした。本開示内容についてのご質問、ご照会には応じかねますが、科研費制度全般に関するご質問等ございましたら、下記問合先までご連絡ください(以下略)
ということで、上位20%には入ってました。「仮説がない」とか「マジックワードが多すぎて何が言いたいかわからない」といったようにボコボコにされてたとこなので、多少なりとも自信回復しました。
でも、仮説があったり、もう少し何が言いたいのか明らかなら、通ってたかもですね。
あと、研究成果を発表する場として「2014年度日本高等教育学会」とか書いてますが、正確には2015年度ですよね。
そういう細かいミスも効いてる気がします。
奨励研究としての適切性に問題なし、研究経費の妥当性に問題なし、でも落とします、と言われて、「おい、どうせいっちゅうねん」という気分に一瞬なりましたが、こうした詰めの甘さがきいてるでしょう。
なにしろ、教育学・教育社会学の分野で採択件数を応募件数で割ると、18.5%になるんですよね(計算あってる?)。次年度こそは、必ずや。
そのうえで上位20%には入ってるってことは、ほんの鼻の差で採択を逃したということです。
計算上は、採択された40件に続く、41~45位くらいには入っていると思われます。
そういうことをつらつら考えると、重ね重ね悔しい。
※上記の件ですが、間違いです。採択されなかった課題のうちの上位20%なので、上記の計算では採択課題も入れてしまっていますね。
すなわち、不採択課題176件のうちの上位20%となりまして、それ以上の細かいことは不明ですね。
ご指摘いただいたM先生、ありがとうございます!
完全に早とちりしてました。
しかし、この数字をどう考えればいいのか…。[5/28朝 追記]