松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

【5.実務で何をしなければならないのか】サルでもわかる「はじめての変更届」―初学者のためのチュートリアル―

【1.はじめに】サルでもわかる「はじめての変更届」―初学者のためのチュートリアル― - 松宮慎治の憂鬱
【2.変更届とは何か―どういう時に提出が必要か?―】サルでもわかる「はじめての変更届」―初学者のためのチュートリアル― - 松宮慎治の憂鬱
【3.変更届を作成する際に必要となる知見①―再課程認定申請が必要か否か―】サルでもわかる「はじめての変更届」―初学者のためのチュートリアル― - 松宮慎治の憂鬱
【4.変更届を作成する際に必要となる知見②―課程認定基準を満たしているか否か―】サルでもわかる「はじめての変更届」―初学者のためのチュートリアル― - 松宮慎治の憂鬱
続きです。
今回は、内容が勤務先に最適化されすぎて、参考にならないところもあるかもしれません。

5.実務で何をしなければならないのか

 何よりも大切なことは、期日までに提出するということです。変更届の提出期日は、変更後の教育課程を実施する前であり、変更後の教育課程を平成28年度から実施する場合は平成27年度中に提出に提出することとされています*1。後期から専任教員の変更等がある場合には、後期の授業が開始する前までに変更届を提出する必要があり、必ずしも年度末が期日でないことに注意しなければなりませんが、そのようなことは基本的にほとんどありませんので、とりあえずは毎年度末が期日なのだと記憶しておけばよいでしょう。
 このことを前提にし、以下に作業手順を記します。
(1)送り状を作成する
(2)様式を入手する
(3)カリキュラムの変更箇所を記載する
(4)内容をチェックする
 それぞれ、具体的に説明します。
(1)送り状を作成する
 送り状を作成して、いつ郵送するのかというゴールを決めましょう。
(2)様式を手に入れる
 変更届の様式については、基本的には前年度の提出分を流用して構わないでしょう。しかしながら、特に新旧対照表以外は部分的にでも変更される可能性があります。よって、特定の年度のものを様式としてフォルダに保存するのではなく、毎年毎年新しいものを確認しにいくのがよいと思います*2
(3)カリキュラムの変更点を記載する
 カリキュラムの変更点を記載していきます。ポイントは以下のとおりです。
【ポイント】
 ・各学部学科の免許教科(全カリキュラム)について新旧対照表を作成するとよいと思います。変更された全カリキュラムが必要なので、シートのコピーをその都度行うことになります
 ・変更されたカリキュラムはどれなのか、「規則改正」のフォルダでチェックすると賢いです*3。平成26(2014)年度でいうと、法学部法律学科、経営学経営学科でカリキュラム改正が行われました。したがって、この両学科については次年度入学生からカリキュラムが変更されます
 ・担当者の変更については、●●*4の 授業登録「次年度(2015年度)履修授業」で一つひとつチェックしていくのがよいと思っています
・変更のあったカリキュラムだけを提出しましょう
【補足】
 ・Excelの新旧対照表において、灰色に塗られているのが「一般的包括的内容を含む科目」です
・変更点には下線を引くことになりますが、下線の引き方はケースに応じて明記されています*5
・学部担当者には、あらかじめ教員の職位の変更の有無を聞いておきましょう
【具体的なケース】
 平成26(2014)年度の人文学部人文学科の中一種免(社会)の場合は、以下のとおり行いました*6

*1:『教職課程認定申請の手引き(平成28年度開設用)』p.120,(1)教育課程の変更届

*2:「変更届等の届出要領及び提出書類の様式等について」http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kyoin/080718_2.htm (平成27年3月10日閲覧)

*3:勤務先でのケース

*4:勤務先の教務システムです

*5:『教職課程認定申請の手引き(平成28年度開設用)』p.126-127.<記載上の注意>⑮

*6:内部情報のため省略