松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

なぜブログを(しかも実名で)始めようと思ったのか?

1.ブログを始めようと思った理由

直接のきっかけは、2014年10月5日(日)に「Greenhorn Network10周年記念イベント」のパネルディスカッションに呼んでいただいたことです。

そのイベントの詳細はこちら↓

Greenhorn Networkは2004年に設立された若手大学職員の勉強会です。

このパネルディスカッションで私は、「空気を読まずにチャレンジし、現在にベストを尽くしてほしい」みたいな、ずいぶんえらそうなことを言いました。

また、同じく登壇者に、ブログ『 大学職員の教育分析』(http://d.hatena.ne.jp/high190/)を書いてらっしゃる方がいて、ぜひブログを書いてほしい!と参加者のみなさまに仰っていました。

その時私は参加いただいた方の顔を見渡しながら、この中で今日のことをきっかけに、ブログを始めるような人がいるだろうか、多分いないんじゃなかろうか、という感想を持ちました。

私たちのようないろんな意味で狭い業界において、ブログを書くというのはなかなか勇気がいるので、無理もないことです。

そこで、ずいぶんえらそうなことを人前で言ったことの責任として、とりあえず自分からやってみるかということで始めてみました。

ブログのURLもGreenhorn Networkのメーリスで流し、自分を追い込みました。

 

2.あえて実名にした理由

『大学職員の教育分析』を書いてらっしゃる方もそうですが、大学職員であり、かつ匿名でブログを書いている人というのは、既に何人かいらっしゃいます。私も日常的に拝見しているブログがあります。

そうした方と同じようなことをするのはどうかな、という思いがありました。

匿名でやってらっしゃる方も、その方がどなたか、というのは分かっていたりするのですが、さすがにブログに実名を載せていて、大学職員という身分まで明かしているとなると、かなり希少です。

おそらく片手におさまる程度しかいらっしゃらないのではないでしょうか。

そこで私は「実名のTwitter+実名のブログ」を自分の特徴として設定し、かつ更新頻度を多くすることによって、より市場価値を高めようと思いました。

 

3.やってみてどうだったか

デメリットは、表現が難しいのですが「自分をマネタイズしていくことの恐怖を覚えること」でしょうか。

やはり実名でブログをやるということは、ともすれば自身を商品化して売り出していくことにもなりえます。これが非常に怖いです。

私は元来社交性のある方ではなく、自己表現をしたいというような気持ちもありません。

したがって、こうしたことを続けていると、自分が自分でなくなっていくような感覚も少しあって、本質的な自分というものをどのように保持していくかということが課題になっています。

メリットですが、実名でブログをやることは、実は匿名でやるよりも楽な部分があります。

具体的にいうと更新頻度です。その日読んだ本、勉強したことを記録する、そういう軽い気持ちでやっていれば、更新はそんなにしんどくありません。実名であれば、誰が書いているのか、ということが明らかなので、内容がつまらなくてもそれなりに見てもらえる、という感覚があります。

もし匿名だったら、それなりにウケるようなことを書かないと、誰にも見てもらえない気がして、そう思ってしまうと、1回の更新が非常にしんどくなります。

今はまだそんなに多くの人に見ていただいている状況にありませんが、私のブログを通して大学の職員という仕事が世の中に知られて、そして大学業界にたくさん優秀な人が入ってきてくれたらうれしいなあと思っています。