松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

大学院

「学生の学力が低下している」と一方的に断じることは「我々の時代は最高」ということとほぼ同義―高等教育目標論特講(大学と社会の接続):藤村正司先生の課題から―

前期と違って、課題をレビューっぽくまとめることに挑戦してみました。 その方が、このブログに転載したときに読みやすいと思いまして。 それに、書いてあることを羅列するより、そっちの方が難しいですからね。 課題となったこの本は、以前に読んだことがあ…

大学職員が日本高等教育学会に加入するハードルは現状では極めて高い―高等教育基礎演習Ⅱ(研究講読):佐藤万知先生の課題から―

*高等教育研究における高等教育学会とは何か? *「歴史」「比較研究」「経済」「財政」「社会学」の5つのディシプリンが、 ・高等教育のどういった部分を対象として、 ・高等教育を理解する上でどのような役割を果たしているのか、 自分なりの言葉で表現せ…

広島大学高等教育研究開発センター(RIHE)の先生方の言葉で印象に残っているものベスト3

この半年、広島大学の高等教育研究開発センター(RIHE)でお世話になってきたわけですが、ここで先生方の言葉で印象に残っているものベスト3を挙げたいと思います。 ご迷惑おかけすると恐縮なので、誰がということは伏せます。 第3位 統計学は簡単な学問じ…

大学院関連のご報告(2015.9)

職場内の上司、同僚等関係者に月1回配信している報告の転載です(9月分)。◇2015年9月 9月 1日(火)広島泊 10:00~17:00 学術政策論特別特講(研究面から見た大学と政策):山本眞一先生ご担当講義受講@広島 9月 2日(水) 10:00~16:00 学術政策論特別特…

大学院関連のご報告(2015.8)

職場内の上司、同僚等関係者に月1回配信している報告の転載です。 これも完全に忘れていました。◇2015年8月 8月 1日(土)広島泊 9:00~16:30 高等教育基礎論Ⅲ(計量と分析):渡邉聡先生ご担当講義受講@広島 8月 2日(日) 9:30~16:30 高等教育基礎論Ⅲ(…

2015年9月の自己投資額

こちらも忘れていました。 9月は入学以来一番広島に行かなかったと思います。 ということで、JUAMの宿泊費を除くと大学院に使ったお金は普段より少なかったです。◆総計 80,666円(JUAMをのぞくと68,546円)◇交通費(計:30,540円) 9/ 2 10,180円(広島から…

2015年8月の自己投資額

今さらですが、完全に忘れていました。 8月は渡邉聡先生や山本眞一先生の集中講義があったんですが、お盆は実家に帰っていたので、差し引き普段より少なかったかもですね。◆総計 92,528円◇交通費(計:60,574円) 8/ 2 10,180円(広島から神戸) 8/ 7 8,740…

研究は勉強ではない

「大学院で勉強していてえらいね」という風に、大学院での活動を勉強と関連づけられることが多い。 しかしながら、大学院でやっていることは実は勉強ではなく研究である。 いや、もちろん勉強はやっているのだが、それは研究のための準備にすぎない。 自分の…

後期に履修登録した授業がこちら

一応、これで28単位そろって、来年度のゼミだけで修了の要件は満たすことになります。 来年ゼミ以外もとるかどうかは、研究課題の進捗状況等で決めようと思います。 前期はRIHEの先生方、職員のみなさま、先輩、同級生に大変お世話になりました。 後期も引き…

前期の成績が出ていました

今日は振休を使って広島に来ています。 前期の成績が出ていましたので、以下にさらします。 本当は学外から見ようと思ったのですが、システム上特別な手続きが必要で、今日になりました。 単位を修得するために大学院に来ているわけでもなくて、ましてや成績…

学振もそうかもしれないけど、ポスドクの問題も大きい

id:tomotsaan さんのこちらの記事がバズっているようです。d.hatena.ne.jpこの方は一度社会人を経由してから博士後期課程に入り直し、学振に通ったという方で、同じ道を歩もうとする人に「すごく割に合わないから辞めた方がいいよ」という警鐘を鳴らすと同時…

大学院進学による問題その(1)支配する批判的思考―あくまで個人の事例ですー

大学院に進学することによっておきる問題もやはりあります。 ただし、これはあくまで個人の事例であり、当然のことながら通っている大学院になんら落ち度はなく、全ては自分の問題です。それを最初に断っておきます。ここ最近、誰かのお話を聞く、ノンアカデ…

RIHE公開研究会「教職協働:日本とイギリスーその相違と実態から得られる示唆―」に参加

過日、広島大学高等教育研究開発センター主催の研究会に参加してきました。 当日は議論の多くが英語でなされました。 まあ、和訳があったのと、先生が通訳をしてくださったのでなんとかついていけましたが、ほとんどわからなかったですね。 高いレベルでやり…

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題③社会人の大学院進学にかかわる社会的評価

山本眞一の集中講義の最終レポートです。講義中に作成しました。 2015.9.2山本眞一先生集中講義レポート社会人の大学院進学にかかわる社会的評価M156296 松宮 慎治1.はじめに 藤村(2015)によれば、わが国の大学院拡充政策による趨勢の一つとして、院生の…

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題②大学における教育と研究の関係―「葛藤モデル」の棄却可能性について―

山本眞一先生の集中講義のレポートの2つめです。 この課題については別の講義でも何度も出していて、ちょこちょこ焼直しているものです。 2015.8.31山本眞一先生集中講義レポート大学における教育と研究の関係―「葛藤モデル」の棄却可能性について―M156296 …

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題①科学技術と大学との関係―市場とどう向き合うべきか―

8/31(月)から3日間、山本眞一先生の集中講義でした。提出した3つのレポートを晒します。 2015.8.31山本眞一先生集中講義レポート科学技術と大学との関係―市場とどう向き合うべきか―M156296 松宮慎治1.はじめに 2014年にはSTAP細胞の問題が大きくクローズ…

広島大学高等教育研究開発センター公開研究会「教職協働:日本とイギリス その相違と実態から得られる示唆」のご案内(9月11日開催)

秦先生においで~と言っていただいて、標記の研究会に参加予定です。お手すきの方はお越しください。公開研究会「教職協働:日本とイギリス その相違と実態から得られる示唆」のご案内(9月11日開催) - 日本高等教育学会以下、あさがおMLの転載です。申し込…

大学院に行ったから成果を出せるようになるわけではない。成果を出す人は常に出す。

ここ最近いろいろな方のご協力を得ながら、9月の上旬に行われる大学行政管理学会定期総会における分科会の準備をすすめています。 特に登壇者の皆様には大変お世話になっているところです。 この分科会では、SDがテーマとなっていて、わかりやすい素材として…

2015年7月の自己投資額

◆総計 100,891円◇交通費(計:80,000円) 7/ 4 10,180円(神戸から広島) 7/ 5 10,180円(広島から神戸) 7/10 10,180円(神戸から広島) 7/12 10,180円(広島から神戸) 7/24 10,180円(神戸から広島) 7/25 10,180円(広島から神戸) 7/27 10,180円(神戸…

大学院関連のご報告(2015.7)

職場内の上司、同僚等関係者に月1回配信している報告の転載です。 ◇2015年7月 7月 1日(水) 19:15~20:45 高等教育職員開発論特講:大場淳先生ご担当講義受講@神戸Skype 7月 2日(木) 17:40~19:10 高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究):島一則先制ご担当回受…

丸山文裕先生の集中講義で学んだことーColleges and Universitiesー

7月12日(日)の丸山文裕先生の集中講義で学んだことを、メモ程度で置いておきます。 丸山先生の講義をもとに、自分なりにまとめました。 なので、典拠は丸山先生ですが、編集の責任は私にあります。 めちゃくちゃ面白かったので、メモとして置いておきたく…

自分の頭の悪さに涙が出そうになる

昨日、今日は渡邊聡先生の計量分析の集中講義だった。 一言でいうと、自分の頭の悪さに涙が出そうになった2日間だった。 同じ人間なのに、一体どこでこんなに差が生まれてしまうのだろうか。 もはやこの物言いそのものが不遜である。目に見える『差』という…

IR担当者に必要な潜在的素養に関する質的分析―大学職員の事例におけるTerenziniの3層モデルの参照―

大変遅くなりましたが、日本高等教育学会第18回大会における発表スライドをアップします。 IR担当者に必要な潜在的素養に関する質的分析ー大学職員の事例におけるTerenziniの3層モデルの参照― from Shinnji Matsumiya www.slideshare.netまずはじめに、イン…

高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究) 課題⑫私が実施したい主体的な学習教育―「教職課程の学生同士による学びあい」(ブラッシュアップ版)―

島先生ご担当回のラストでした。 2015.7.16高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究) 課題⑫私が実施したい主体的な学習教育―「教職課程の学生同士による学びあい」(ブラッシュアップ版)―M156296 松宮 慎治1.主体的な学習の大きな枠組み(前回と同じ) 『IDE現代の高…

高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究) 課題⑪私が実施したい主体的な学習教育―「教職課程の学生同士による学びあい」―

島先生ご担当回の2回目でした。 大きな枠組みを踏まえてから、企画案を考えようというオファーでした。2015.7.9高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究) 課題⑪私が実施したい主体的な学習教育―「教職課程の学生同士による学びあい」―M156296 松宮 慎治1.主体的な学習…

2015年6月の自己投資額

◆総計 101,486円◇複写(計:5,102円) 6/2 5,102円◇交通費(計:50,900円) 6/5 10,180円(神戸から広島) 6/8 10,180円(広島から神戸) 6/13 10,180円(神戸から広島) 6/14 10,180円(広島から神戸) 6/21 10,180円(神戸から広島)◇宿泊費(計:16,854円…

大学院関連のご報告(2015.6)

月1で学内の関係者に配信している報告です。◇2015年6月 6月5日(金)広島泊 6月6日(土) 8:45~17:50 高等教育基礎論Ⅱ(比較・歴史的研究):黄福涛先生ご担当回受講@広島 6月7日(日) 10:30~16:10 高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究):大膳司先生ご担当回…

高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)最終レポート 高校と大学の接続の実態と今後の課題(中間報告)―先行研究レビューによるAO入試の検証(仮題)―

7月5日に実施された大膳先生の講義で提出した課題です。 最終レポートの中間報告ですね。2015.7.5高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)高校と大学の接続の実態と今後の課題(中間報告) ―先行研究レビューによるAO入試の検証(仮題)…

高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)課題②中井浩一(2007)「第5章 国大協と文科省」『大学入試の戦後史―受験地獄から全入時代へ』(中央公論新社),pp.152-178.

7月5日に実施いただいた大膳先生の集中講義における課題です。 第1回は5月30日(土)だったのですが、全私教協の仕事で休んだので、初出席となりました。2015.7.5高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)課題②M156296 松宮慎治以下の文…

高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)課題②中井浩一(2007)「第5章 国大協と文科省」『大学入試の戦後史―受験地獄から全入時代へ』(中央公論新社),pp.152-178.

7月5日に実施いただいた大膳先生ご担当講義の課題です。 2015.7.5高等教育アドミッション論特講(学生募集と入学基準の社会学)課題②M156296 松宮慎治以下の文献を拝読し、「記述内容紹介(要旨作成)」と「疑問や感想の提示」を行いました。 購読文献 中井…