松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

生き急いでいると言われることもあるが…

並の人間は20代ぐらいまで、時間は無限だと思い込んでます。だから今すぐ行動する必要はないと思ってる。30代から40代になると、もう若くないとかいう理由で頭も身体も動かそうとしない。50代すぎてやっと、今すぐやらなきゃ一生何もしないで終わるという切…

木下斉さんのツイートが相変わらずキレキレである。→「行動するところに価値がある。気づいた者の責任をまっとうせず、自分が気づいていることだけを誇ることは、気づかない人より罪深いと思う。」

相変わらずキレキレやなと(笑)何かに気づき「自分は知っている」ということを誇ったところで状況は変わらない。そこからその問題の解決策を構想し、行動するところに価値がある。気づいた者の責任をまっとうせず、自分が気づいていることだけを誇ることは…

自己研さんは強制できないが・・・

こちらの記事を拝見しました。 blog.livedoor.jp 少し引用します。(赤字は引用者) 人に聞くのは調べるより早いですが、本質的な理解につながらないのでまた何かあったら聞くことになります。 せめてこのページに書いてあることぐらいは調べてから聞いてほ…

まだメール・コミュニケーションで消耗してるの?

はい,消耗してます……。 とはいえ,どの程度消耗しているのか,自分でも客観的に把握していなかったため,先週1週間,毎日受信メールと送信メールの数をカウントしてみました。 結果は以下のとおりです。 1/18(月) 受信メール:50 送信メール: 01/19(火…

ぶじ,第1回他流試合(合同模擬授業交流会)vs.摂南大学を開催できました。

以前からやりたかった標記の会について,摂南大学の教職課程のみなさま,学生のみなさまのおかげでぶじ開催できました。 http://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/news/headline_detail.cgi?kanriid=201601053私がこの仕事を受け持つようになったのが2012…

ブログを書く時間がなさすぎて…

最近では、移動中にスマホから更新している。 そろそろ限界である。

学生の成長が、自分の器におさまってしまうという問題

私は学務系の部門にずっといたこともあって、自分の仕事はいかに学生の可能性を伸ばすかというところにあると思っている。 そうした時に、標記のような限界を覚えることがある。 不安と言い換えてもいいかもしれない。学生の成長は、結局自分の器の範囲に規…

まだアルバイトで消耗してるの?ー大学生のうちは借金をしてでも新たな経験を積むべきだ。ー

大学生は、アルバイトに消耗するのをやめよう。それは「やりがい搾取」だ。 大学生の中にはさまざまな家庭環境の方がいて、あまり一概には言いにくいのだが、大学生のうちはお金を貯めるのではなく、むしろ借金をして経験を積むべきではないかと思っている。…

【お知らせ】SlideShareに公開しているスライドの提供について

自分名義で行った報告のスライドは,スライドシェアというサービスで公開しています。 ここから資料をダウンロードしてよいか,とご連絡をいただくことがありますが,お役に立つことがあればいくらでもどうぞ,と思っています。 しかし,ここからまともにダ…

やる人と責任とる人が違うのは当たり前

仕事は組織的に行っているので、やる人と、やった結果の責任をとる人は、通常違っている。 しかしながら、たまにこの点を誤解している人がいるような気がする。 自分以外の誰かに対して何かをお願いしたときに言われることがある。 いわく、「責任がとれない…

森岡亮太(ヴィッセル神戸)のポーランド移籍が発表された

移籍先は、ポーランド1部リーグのスロンスク•ヴロツワフという、正直言って聞いたことがないチームだ。 かつてFIFAというサッカーゲームが大好きだった自分でも、まずポーランド1部リーグが、どんな名前だったか思い出せない(FIFAシリーズには実名で収録さ…

個人の能力にはグラデーションがあるということを真面目に考えれば、報酬は雇用形態ではなく職務や生み出す価値で決定されるべきであるという発想に自然と行き着く

いわゆる大学職員の高度専門職論などにおいても、見逃されがちなんじゃないかと思うのがこの点です。 個人の能力にはグラデーションがあります。 その心は「明確な差があって、しかもわかりにくい」ということです。 ここで言う差には、量的なものと質的なも…

SMAPをサラリーマンにたとえることは妥当なのか?

標記のような言説をさまざまなところで拝見した。 著名な方でいえば、中央大学の竹内健先生や、池田信夫氏など。 組織を抜けられないSMAPもまた組織人であって、雇用が流動化しておらず、独立等が難しい日本の企業社会の縮図としてみる論調に見えた。 たしか…

仕事も大学院も、やりたいことがほとんどできていない

標題のとおり、そんな年明けを過ごしている。 自分にとって重要な時期だと思うが、〆切のある短期的な仕事に忙殺されて、やるべきことができない。 真にやるべきことには、実は〆切がないことが多い。 緊急、緊急でない、重要、重要でない、の4象限で考える…

ブログに書くようなことではないかもしれないが…

スキーバスの事故の件は、あまりにひどい。 何個か記事を読んだが、被害者が大学生であることもあって、他人事だとは思えない。 夜行バスの安全管理体制が問題になったのは、今回が初めてではなかったはずだ。 大学生が相対的に安い商品を買うのは当然である…

「紳士とは何か?紳士とは,その業界のトップを牽引する人である」―京都橘高校元校長,木内正廣先生の言葉―

京都橘高校の思い出 私は,京都橘高校という私立学校に2001年に入学し,3年間の高校生活を過ごした。 当時はいいことも悪いこともあったはずだが,人間の記憶というのはエラいもんで,基本的にいいように上書きされている。 今でも高校の友達とはよく遊んで…

若いときはむしろ傲慢な方がいい

最近他人にアドバイス的なことをしているときに,「自分が一番エラいくらいの気持ちでいたらいい」と,随分なことを言ってしまった。 ただ,その相手は自分より年下である。 そうした随分なアドバイスをしながら気づいたのが,人間は若ければ若いほど傲慢な…

働きながら大学院に行くということが視野に入ったのはいつか?

結論からいえば,2006年の1月頃です。 もう,ちょうど10年前の話になってしまいました。 京都にPHP研究所という会社があって,就職活動をしていたときに,ここの会社説明会に参加させていただいたんですよね。 www.php.co.jp このときに,人事の方が「この会…

なぜ,合格実績に学生の個人名を掲載しているのか?

一昨日,合格実績を報告しました。 shinnji28.hatenablog.com ここに,私は合格した学生(あるいは大学院進学した学生)の,個人名を掲載しています。 たまになぜこんなことをしているのか,と聞かれるので,この場でお答えしておこうと思います。 法律で義…

「書くこと」の原体験

「書くこと」の私の原体験は,たぶん小学生の時に遡る。 それまでも,読書はしていた。 しかしながら、「書くこと」にはそれほどの関心をもっていなかったように思う。 ところが,あるとき作文を先生に褒められ,家族に褒められしたときに,「書くこと」の面…

【終戦】今年度の教員採用試験の合格実績について

今年度の実績について,以下のとおりアップしました。https://www.kobegakuin.ac.jp/facility/tec/result/現役の合格者数,当該年度プラス前年度の合格者数とも,いずれも過去最高になりました。 が,「2桁現役合格させる」という大口を叩いていたので,非…

ジーコジャパンには夢があった

今年は2016年、つまりドイツワールドカップから10年がたつ。 私は今でもワールドカップでベスト16の壁を破れる可能性が1番あったのは、当時のジーコジャパンだったと考えている。 何しろ、ジーコジャパンには夢があった。 夢その1:黄金のカルテット 中田英…

いわゆる「MOOCs」の衝撃は,大したこ​となかった(今のところは)―高等教育目標論特講(大学と社会の接続):藤村正司先生の課題から―

以下の文献を講読し、課題を作成しました。 ◇講読文献 土屋 俊(2013)「6 デジタル・メディアによる大学の変容または死滅」広田照幸・吉田 文・小林傳司・上山隆大・濱中淳子編『グローバリゼーション,社会変動と大学』(岩波書店),pp.167-196.◇課題 *…

読了した文献(37)

◇三木朋乃(2008)「制度的圧力の生成・変容のメカニズム―日本におけるISO14001の普及事例分析」『組織科学』Vol.41,No.3,pp.43-54. ◇三木朋乃(2011)「ISO14001の普及プロセス:広域地方公共団体による採用事例分析を通して」『サスティナブルマネジメント…

教員にはない職員の強み

以下に、教員にはない職員の強みを記してみたい*1。 ①学生の指導はしない 通常、学生は教員に評価される。 具体的には、授業の評価として、優、良、可、A、B、Cといったランクをつけられる。 もちろん、学生視点で見れば、小学校のように一人の教員から評価…

大学職員が「来年はこうしよう」と言ったときに問題となる3つのこと

新年を迎えたところで、自戒を込めて記しておきたい。 「明日やろうは馬鹿野郎」という言葉があるが、これを大学職員として、 「来年やろう」は馬鹿野郎 とアップデートしておきたい。仕事をやっていく中で、さまざまな改善点を思いつくことがある。 そうし…

「携帯電話」は死語

少し前から思っていたのだが、「携帯」「ケータイ」「携帯電話」といった言葉は、もはや死語なのではないだろうか。 どういうときに思うのかというと、電車の中にいるときである。 「携帯電話の電源はお切りください」というアナウンスがかかるたび、猛烈な…

新庄耕著『狭小住宅』(集英社文庫)を読了

すばる文学賞受賞作のこちら。 住宅を売る不動産業の営業マンの悲哀を描いた作品で、なかなか面白かったです。狭小邸宅 (集英社文庫)作者: 新庄耕出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/02/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る

「大学院で何勉強してんの?」

年末年始に何度か受けた質問である。 これに対する答え方にいつも迷ってしまう。 「大学のことやで〜」 「教育学研究科やから、まあ教育やな」 「教育学の中の高等教育論っていう分野です」 なんとなく、上記の3つのうち、いずれも浅薄すぎる気がするのであ…

那須正幹著『ズッコケ中年三人組』(ポプラ社)を読了

小学生の頃愛読していたシリーズの「中年」版が出ていたので読んだ。 元ネタのシリーズは,実家からほど近い図書館に置いてあったので,何度も読んだものである。 さっき調べたら,この「中年」シリーズも,第11弾まで出ているらしい。那須正幹氏は本当にす…