松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大学行政管理学会第19回定期総会・研究集会のリフレクション(3)裏の挑戦―Twitterのハッシュタグを使う―

そろそろ1ヶ月が経とうとしてしまっていますが、大学行政管理学会の定期総会のリフレクションのラストです。 今回、裏の挑戦をしていました。それは、ツイッターのハッシュタグを使う、ということです。ハッシュタグとは何か?は以下に記載してありますが、…

大学院進学による問題その(1)支配する批判的思考―あくまで個人の事例ですー

大学院に進学することによっておきる問題もやはりあります。 ただし、これはあくまで個人の事例であり、当然のことながら通っている大学院になんら落ち度はなく、全ては自分の問題です。それを最初に断っておきます。ここ最近、誰かのお話を聞く、ノンアカデ…

第9回全国大学アドミニストレーター交流大会「学生のモチベーションを引き出す職員になるためには~職員が創る学生の夢中~」に参加

昨日標記の会に参加してきました。 友人が参加するなどしていたことで関心はあったのですが、これまでたまたま自身の参加機会はありませんでした。 今回、大阪いばらきキャンパスも見学させていただけるということで申し込んだのですが、めちゃくちゃ綺麗な…

「大学改革を加速するIRの可能性」(第2回大学ソリューションセミナーin大阪)に参加

標記の会に参加してきました。 3時間におよぶワークショップもあったのですが、ひとまず福島先生の講演部分だけを記します。日 時:2015年9月26日(土)13:00~17:00 会 場:梅田センタービル31階 講 師:福島真司先生 テーマ:大学改革を加速するIRの可能性…

RIHE公開研究会「教職協働:日本とイギリスーその相違と実態から得られる示唆―」に参加

過日、広島大学高等教育研究開発センター主催の研究会に参加してきました。 当日は議論の多くが英語でなされました。 まあ、和訳があったのと、先生が通訳をしてくださったのでなんとかついていけましたが、ほとんどわからなかったですね。 高いレベルでやり…

大学行政管理学会第19回定期総会・研究集会のリフレクション(2)分科会1のモデレート

JUAMの定期総会で分科会1のモデレートを担当しました。参加いただいたのは、200名弱です。shinnji28.hatenablog.com 当日のことについては、こちらのブログで記載いただいてます。d.hatena.ne.jpさて、今回のモデレート、結論から言うと「完全なる力量不足…

重松清著『空より高く』(中公文庫)を読了

標記の本を読了しました。 廃校が決まった東玉川高校、通称トンタマの最後の卒業生の半年間を描いた作品です。 入学した時から「終わり」ばかり見続けてきた生徒が、何かの「はじまり」を手掛けようとする、という私的な作品でした。 あとがきにありますが、…

高野和明著『K・Nの悲劇』(文春文庫)を読了

標記の本を読了しました。 高野和明さんといえば、やはり『13階段』でしょう。13階段作者: 高野和明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/08メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (53件) を見るこれがめちゃくちゃ面白くて、中学生のときに…

角田光代著『おまえじゃなきゃだめなんだ』(文春文庫)を読了

標記の本を読了しました。 シルバーウィークに祖父母宅で過ごすにあたって、岡山駅前の本屋で購入したうちのひとつなのですが、読み終わった感想は、「このタイトル、キラキラOLホイホイみたいでいやだなあ」ということ。 角田光代は直木賞受賞を契機に大学…

同じ世代のスポーツ選手の引退が増えてきたー中日、朝倉健太投手の引退試合を見てー

同じ世代のスポーツ選手がどんどん引退していきます。 本当に偶然なのですが、YouTubeで中日の朝倉健太投手の引退試合を見ました。 登板する前から、何度も涙をぬぐっておられました。ぼくは今は野球はほとんど見なくなりました。 しかしながら、中学生くら…

読了した文献(32)

◆安藤史江(2010)「組織学習論の組織観の変遷と展望」『経営学史学会年報』第17輯,pp.104-118. ◆清水 潔(2015)「学校体系と高等教育システムの課題(その2)」『文部科学教育通信』No.368,pp.22-25. ◆廣内大輔(2015)「高等教育政策の形成過程における…

大学行政管理学会第19回定期総会・研究集会のリフレクション(1)若手研究奨励の中間報告

長らく放置していましたが、9月5日(土)・6日(日)に関西大学で行われた標記について、何回かにわけてリフレクションを行いたいと思います。 会場校のみなさまありがとうございました。 大学行政管理学会は、おそらく会員の9割以上が大学職員である職能団…

【ご案内・転載】広島大学大学院教育学研究科高等教育開発専攻(*)説明会開催のご案内

RIHEのfacebookページからの転載です。 駄目だったら消しますのでご指摘ください。 宣伝に貢献しようと思いまして……。【センターからのお知らせ】:Japanese only 広島大学大学院教育学研究科高等教育開発専攻(*)説明会開催のご案内 大学院教育学研究科高等…

もしも神様が「一つだけ願いを叶えてやろう」と言って目の前に現れたら?―「学生気分は永遠に抜かなくていい」―

自分は、「1日でいいから学生時代に戻りたい」と言いますね。 小学生のとき、学校に行くのがイヤだと言っていたら、母が「私はあなたがうらやましい。代わってもらいたいくらいだ」と言っていたことを思い出します。 以前こういう記事を書きましたが、shinn…

神戸マラソンの目標

11月15日の神戸マラソンが近づいてきたので、ここ最近トレーニングを重ねています。 具体的には、2キロ泳ぐか20キロ程度走るかのいずれかを大体毎日行っています。 本当は毎日20キロ走ればいいのですが、さすがにそれは無理ですね。体を痛めます。 なの…

別に勤勉なわけではないです

英語に対する意識の変化の現れ-大学職員とグローバル化- - 大学職員の気ままで正直な気持ちkazuniver.hatenablog.com こちらのブログで「勤勉だ」と言及 いただきましたが、別に勤勉ではないです。 でも、わりと粘るのは得意です。 ほとんどの人にとって何…

城山三郎著『官僚たちの夏』(新潮文庫)を読了

標記の本を読了しました。 名作なのかもしれませんが、官僚機構の人事の話ばかりで、いまひとつ面白さがわかりませんでした、、官僚たちの夏 (新潮文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1980/11/25メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 198回こ…

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題③社会人の大学院進学にかかわる社会的評価

山本眞一の集中講義の最終レポートです。講義中に作成しました。 2015.9.2山本眞一先生集中講義レポート社会人の大学院進学にかかわる社会的評価M156296 松宮 慎治1.はじめに 藤村(2015)によれば、わが国の大学院拡充政策による趨勢の一つとして、院生の…

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題②大学における教育と研究の関係―「葛藤モデル」の棄却可能性について―

山本眞一先生の集中講義のレポートの2つめです。 この課題については別の講義でも何度も出していて、ちょこちょこ焼直しているものです。 2015.8.31山本眞一先生集中講義レポート大学における教育と研究の関係―「葛藤モデル」の棄却可能性について―M156296 …

学術政策論特講(研究面から見た大学と政策)課題①科学技術と大学との関係―市場とどう向き合うべきか―

8/31(月)から3日間、山本眞一先生の集中講義でした。提出した3つのレポートを晒します。 2015.8.31山本眞一先生集中講義レポート科学技術と大学との関係―市場とどう向き合うべきか―M156296 松宮慎治1.はじめに 2014年にはSTAP細胞の問題が大きくクローズ…

計量化する社会はダメか?―中原淳先生のブログを読んで

少し前ですが、こちらの中原先生のブログを拝読しました。 NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 業績社会化・計量社会化する「世の中」で、間違った方向に「成果」を出さないためには!? 中原先生は、こちらの記事で業績化・軽量…

ピーター・M・センゲ(2011)『学習する組織―システム思考で未来を創造する(訳:枝廣淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子)』(英知出版)を読了

わりと今さらですが、少し前に標記の本を読了しました。 本書で紹介されているのは、「システム思考」「自己マスタリー」「メンタル・モデル」「共有ビジョン」「チーム学習」という五つの基本的な<ディシプリン>です。 自分の研究に援用できないかなあと…

職場に「いる」ことはマイナスでしかない

1時間おきに30分さぼろうが、残り30分を使って成果を期限にあげてくれれば、何も問題ない。休みなく働こうが、成果が出なければ、アウト。以上、一経営者の意見。— 大平貴之 (@ohiratec_mega) 2015, 8月 11 今の言葉には少し語弊があったので補足する。より…

「よし、失敗してやろう」

うまくやろうとか考えてしまうから行動が鈍る。成功するためではなく「よし、失敗してやろう。傷ついてやろう」と思って突撃すれば、意外と清々しい結果になることが多い。大切なのは「うまくやること」なんかよりも「俺はやった」という自分自身に対する絶…

【御礼】大学行政管理学会第19回 定期総会・研究集会@関大(2日目午前)分科会1「学外でのSDに意味はあるのか?-最もコストの高い「大学院進学」を話題に-」

さきほど標記の会が終わりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 全体のデザインの責任は基本的に私にあります。 もし、ご意見・ご感想がございましたら、sanjyuumatsu@gmail.comまでお寄せください。特に登壇者のみなさまにはずいぶ…

モデレータのおしごと

少し業界は違いますが、学会でモデレータ的役割を担うので、こちらのウェブサイトを見ながら勉強していました。パネルディスカッションを成功させるためにモデレータがしなければならないこと(準備編)www.publickey1.jp パネルディスカッションを成功させ…

教師の資質能力に対する認識のズレーアクターとしての大学と教育委員会に着目した実証分析―

さきほど終了した大学行政管理学会の若手研究奨励の中間報告について、以下のとおりスライドをアップします。 企画いただいた研究・研修委員会のみなさま、お越しくださったみなさま、貴重なコメントをくださったみなさま、ありがとうございました。 教師の…

「マナーモード」という死語

先日バスに乗っているときに、「車内では携帯電話の電源を切っていただくか、マナーモードにして…」 という放送が流れてきました。 マナーモードというのは、もう死語なのではないでしょうか。 もっというと、携帯電話も死語なのでは? ガラケーのときは、明…

辻村深月著『鍵のない夢を見る』(文春文庫)を読了

氏の作品は以前『ツナグ』という映画を見たことがあったのみなのですが、この作品は直木賞受賞作とあったので面白そうだと思って読了しました。 感想ですが、「なぜこんな病んだ作品を読んでしまったのだろう」という気持ちになりました(ほめ言葉です、、)…

『わが愛の譜―滝廉太郎物語』(監督:澤井信一郎、主演:風間トオル』を鑑賞

標記の映画を鑑賞しました。 小学生のときに見た覚えがあって、よく覚えていたので、大人になってから再度鑑賞した次第です。 日本の音楽を世界に押し上げようとしたが、23歳の若さでこの世を去った滝廉太郎のストーリーです。 小学生のときの記憶にあるのは…