松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

教員免許状更新講習の受付を学生さんにお願いした結果

教員免許状更新講習が8月7日(金)に終わったのですが、当日17:00ジャストにホームページのトップにアップされるように以下の記事を書きました。記事詳細 | イベント報告 | 神戸学院大学 【御礼】教員免許状更新講習にご参加いただきました先生方へ 両キャン…

大学職員の夏休みは長いのか?私の場合

大学職員と休日出勤 - 大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログas-daigaku23.hateblo.jp id:as-daigaku23さんがこのような記事を書かれていたので、自分の場合を書いてみます。 まあ、職場全体のことを書くのもなんですので、「自分はこうですよ」…

ちきりん流「ビジネスパーソンとしての能力に圧倒的な格差」が生じるとされる、35歳時点のラインについて

以前ちきりんさんのブログで非常に面白いエントリがありました。最初に働く場所の選び方d.hatena.ne.jp ここでおっしゃっていることは、キャリアのファーストステップというのがいつにもまして重要になってきたと。 しかも、学校歴も関係なくなってきている…

大学院に行ったから成果を出せるようになるわけではない。成果を出す人は常に出す。

ここ最近いろいろな方のご協力を得ながら、9月の上旬に行われる大学行政管理学会定期総会における分科会の準備をすすめています。 特に登壇者の皆様には大変お世話になっているところです。 この分科会では、SDがテーマとなっていて、わかりやすい素材として…

横山秀夫著『陰の季節』(文春文庫)を読了

なんだかずいぶん前に読んだことがある気がするなーと思いながら、買ったので再度読んでしまいました。 4つの短編が入っているのですが、表題作は第5回松本清張賞を受賞していたみたいです。 横山秀夫さんはいろいろなジャンルの小説書かれてますが、警察モ…

浅田次郎著『赤猫異聞』(新潮文庫)を読了

部屋の片づけをしていたら、ちょくちょく読んだあとの本が出てきます。 古い(いらない)本とか、マンガとか捨てないとな、と思ったり。この本は、浅田次郎の新作が文庫になったものです。 前も書いた気がするのですが、浅田次郎は「独り語り」形式を使うの…

読了した文献(30)

◆竹山幸作・山岸みどり・池田文人・鈴木誠・柴田洋・宮本淳・喜多村昇(2011)「北海道大学のAO入試―10年間の推移―」『大学入試研究ジャーナル』第21号,pp.105-110. ◆加藤敬子(2011)「お茶の水女子大学AO入試の現状」『高等教育と学生支援』第1号,pp.37-…

今津孝次郎著『教師が育つ条件』(岩波新書)を読了

標記の本を読了しました。 以前読了した書籍化された博士論文について、実際に働いている先生方の声を取り入れ、かつやや一般向けに出版したもの、と理解しました。 教師の質(もしくは資質、資質能力)等の向上といったときに、多くの場合その質とはなんな…

岡崎慎司の活躍が想像以上にすごい

number.bunshun.jp こちらの試合の録画放送を見ている。(8/19夜) 私はこの岡崎がゴールをした試合について、ありていに言えばネットで配信されたニュースや細切れな動画を見るだけに留まっていた。 しかしながら、フルで試合を見てみるとそのすごさがすご…

那須正幹著『ヒロシマ シリーズ』(ポプラ社)を読了

標記のシリーズを読了しました。 要するに、戦後70年のこのタイミングで、さらに広島に馴染もうという意図で読み始めたものです。 このシリーズは、広島の母→娘→孫娘と三代の女性に受け継がれていく広島のお好み焼き文化と、戦後の復興を描いたものです。 こ…

学生時代の友人と会うことによってもたらされるリセット現象

お盆休みの間は、高校時代の友人に会っていました。 今年から大学院に通っていてめちゃくちゃ多忙になりつつあるわけですが、それでもこのような時間はなくさないように意識しています。 というのも、学生時代の友人と会う時間というのは、自分がリセットさ…

谷川俊太郎さん出演の『情熱大陸』を見ました―「日本と私」…今の世の中は、偽善的な言い方が流行っているから―

先日の日曜日、『情熱大陸』の出演が私の大好きな詩人である谷川俊太郎さんだったので、熱心に見てしまいました。 この番組そのものも好きなので、二重の楽しさでした。こちらが、『情熱大陸』のファン?ブログです。『情熱大陸』からオファーをいただき、あ…

ICカードをなくして気づいたのだが、便利なものでもなかなか使わない人は多い

お盆休みに入る前、広島に行く前にICカードをなくした。 ぼくのもっているICカードはスマートICOCAというやつで、基本的にはJR西日本で使うものだが、別に西日本を越えても使える。 また、JRのみならず、阪急や阪神等私鉄や、地下鉄、バスなど、たぶんほとん…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(5)教員養成の課題

続きですが、このくらいで最後にしたいと思います。 自分の仕事に最も関係のある「教員養成の課題」についてです。 今津先生は、この問題について4つの観点を提示されました。 すなわち、 (1)同僚教員間連携 (2)実践研究者としての教師 (3)やわらかい…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(4)なぜ個々の学校に議論が焦点化されないのか?

続きです。 全く興味のない方にとっては全然面白くないかもしれません。すみません。 でもこのブログ、自分のためにやってるんです。だからご容赦ください。日本の学校研究でなぜ個々の学校というよりもむしろ全体にかかわる議論ばかり進むのか、という重要…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(3)「かたい学校」と「やわらかい学校」

一昨日、昨日の続きです。 これも非常に重要な論点だと思うのですが、今津先生は「かたい学校tight system of the school」と「やわらかい学校loose system of the school」という2つの学校モデルを提示された上で、脱工業化社会では後者に向かうべきだとお…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(2)「未完成の教師」

昨日の続きです。今津先生の著書を拝読して印象にのこったところ、考えたことなどをつらつら記録していきます。 これからの社会が求めるのは、「未完成の教師」 昨日、教師教育に関する2モデル(「aモデル;教師個人モデル」「bモデル;学校教育改善モデル」…

今津孝次郎著『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)を読了(1)「教師教育パラダイム」の必要性

標記の本を読了しました。 この本は今津先生の博士論文が元となっているものです。 大作なため、なかなか簡単に消化できそうもありませんが、現時点で印象に残っているところだけでもまとめたいと思います。 「教員養成」から「教師教育」へ 私は意識して「…

2015年7月の自己投資額

◆総計 100,891円◇交通費(計:80,000円) 7/ 4 10,180円(神戸から広島) 7/ 5 10,180円(広島から神戸) 7/10 10,180円(神戸から広島) 7/12 10,180円(広島から神戸) 7/24 10,180円(神戸から広島) 7/25 10,180円(広島から神戸) 7/27 10,180円(神戸…

大学院関連のご報告(2015.7)

職場内の上司、同僚等関係者に月1回配信している報告の転載です。 ◇2015年7月 7月 1日(水) 19:15~20:45 高等教育職員開発論特講:大場淳先生ご担当講義受講@神戸Skype 7月 2日(木) 17:40~19:10 高等教育基礎演習Ⅰ(実践研究):島一則先制ご担当回受…

LINE TAXIを使ってみた

ただいま8月7日の21時29分です。 広島に行くための終電に間に合わないのでタクシーを頼むことにしました。 いつもは警備室に頼んでいるのですが、[LINE TAXI]を使ってみることにしました。 まず、LINE TAXIでクレジットカードを登録します。 あとは、マッ…

来年やろうは基本的にだめ

最近つくづく思うが、「来年やろう」は基本的にダメな発想である。 大学のようにスパンの長い仕事をしていると、改善するにあたってついつい「来年はこうしよう」などと思ってしまうが、この時点で敗者になってしまっていると強く感じる。 明日やろうは馬鹿…

丸山文裕先生の集中講義で学んだことーColleges and Universitiesー

7月12日(日)の丸山文裕先生の集中講義で学んだことを、メモ程度で置いておきます。 丸山先生の講義をもとに、自分なりにまとめました。 なので、典拠は丸山先生ですが、編集の責任は私にあります。 めちゃくちゃ面白かったので、メモとして置いておきたく…

ジェネラリストこそ頭でっかちになる必要があるのではないか?という仮説。

最近もっているのが、「ジェネラリストこそ頭でっかちになる必要があるのではないか?」という仮説である。 ここでいう「頭でっかち」というのは、理論を学んでいるということを指し示している。 一般には、スペシャリストこそ理論を深く学び、ジェネラリス…

真夏に読みたい傑作ホラー小説5選

中学生のときはホラー小説が好きで、よく読んでいました。 具体的には、「角川ホラー文庫」という背表紙が黒いシリーズを中心によく読んでいました。 ホラー小説には、あたりもはずれもあります。 そんな私がおススメできる傑作ホラー小説を5つ選びました。…

読了した文献(29)

◆有本 章(2001)「第1章 本研究の目的と方法」『大学設置基準の大綱化に伴う学士課程カリキュラムの変容と効果に関する総合的研究 平成10年度~平成12年度文部省科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))研究成果報告書』,pp.3-10. ◆有本 章(2001)「第2章…

読了した文献(28)

◆黒田光太郎(2015)「女子高等教育における黒田チカ―最初の女子大生の教育・研究―」『日本高等教育学会第18回大会発表要旨集録』,pp.62-63. ◆吉永契一郎(2015)「国立大学における獣医学教育の統合・再編運動」『日本高等教育学会第18回大会発表要旨集録…

読了した文献(27)

◆丸本郁子(1982)「学生の主体的学習を支えるもの―図書館利用教育の試み―」『一般教育学会誌』第4巻,第2号,pp.76-80. ◆山本眞一(2012)「教職協働時代の大学経営人材に関する考察―役員・教員・職員へのアンケート調査結果を踏まえつつ―」『大学論集』第4…

教員免許状更新講習ってなに?

池田信夫さんの子ども新聞風に、、、 教員免許状更新講習ってなに? from Shinnji Matsumiya www.slideshare.net今年、教員免許状更新講習の受付を従来職員がやっていたのですが、学生さんにやってもらおうと思いまして。 で、ただやるんじゃなくて、事前事…

自分の頭の悪さに涙が出そうになる

昨日、今日は渡邊聡先生の計量分析の集中講義だった。 一言でいうと、自分の頭の悪さに涙が出そうになった2日間だった。 同じ人間なのに、一体どこでこんなに差が生まれてしまうのだろうか。 もはやこの物言いそのものが不遜である。目に見える『差』という…