松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

下司ほか(2019)『教育学年報11 教育研究の新章』(世織書房)

本書は,様々な教育〇〇学の論客が集合し,当該分野の近年の動向を提示したレビュー論文集である。
各部の合間には編集委員と執筆者の「座談会」が構成され,初めて分野に触れる方がわかりやすく入り込めるようになっている。
個人的に,教育経済学,教育社会学,高等教育論の3つを拝読することが目的であったが,日本教育史や教育行政学も面白く読んだ。
他方,つらかったのは知識が不足していることである。その領域の背景がほとんど抑えられていない場合,議論の展開を追うことが難しい。
その意味で,上記については少しは背景知識があったために,読みやすかっただけのことかもしれない。

教育研究の新章 (教育学年報11)

教育研究の新章 (教育学年報11)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世織書房
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: 単行本