標記の本を読了した。
本書では,因果関係の導出がそもそも難しいこと,そしてなぜ難しいかという話題を皮切りに,RCT,RDデザイン,集積分析,パネルデータを扱い,最後に上級編への階段を示す「初級編」である。
階段状のデータから因果を描く集積分析って,単なるヒストグラムとどう違うの?という点が今一つわからなかった。
数学的な解説ではなく,タイトルのとおり「思考法」にアプローチしているので,全くデータ分析をしたことがない方にも有用だと思う。
- 作者: 伊藤公一朗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/04/18
- メディア: 新書
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