自分の中で夏の課題図書にしていた標記の本を読了した。
有名な反証可能性概念は早くも上巻の第1章で登場する。
反証可能性とは,「経験的科学体系にとっては反駁されうるということが可能でなければならない」(p.49)ことを指すが,この前提には,反証可能性が「境界設定の基準として採用されるべき」(p.49)という考え方がある。
境界設定基準というのは,真ないし偽を最終的にテストできるラインということを示す。
ちなみに,上巻の後半から下巻にかけては数理的な解説が続き,難解である。
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