松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

クリストファー・ラッシュ(森下伸也訳)(1997)『エリートの反逆ー現代民主主義の病い』(新曜社)を読了

標記の本を読了した。
本書は,歴史学者であるクリストファー・ラッシュが『大衆の反逆』になぞらえて,民主主義を脅かしているのは大衆ではなくエリートであることを喝破したものである。
その分析視角として,社会移動と能力主義,コミュニタリアリズムとポピュリズムの相克,人種,情報技術の発達,高等教育,恥等の概念枠組みを提供する。
訳は正直言って難解であった。
初めて読むときは,訳者あとがき→序章→本編,の順に読んだ方が無難かもしれない。

エリートの反逆―現代民主主義の病い

エリートの反逆―現代民主主義の病い