松宮慎治の憂鬱

'04京都橘高校卒→'08大阪教育大学卒、私立大学に職員として奉職→'17広島大学大学院教育学研究科博士課程前期高等教育開発専攻修了,そのまま後期課程在学中。とあるきっかけ(http://shinnji28.hatenablog.com/entry/2015/01/10/050000)があって、実名でブログを始めることにしました。特に憂鬱なことはないのですが、大学職員仲間がタイトルを考えてくれたので、そのまま使います。

落合陽一氏による「ワーク・アズ・ライフ」と政府主導の「ワーク・ライフ・バランス」を繋ぐもの

ワーク・アズ・ライフ

「ワーク・アズ・ライフ」というのは落合陽一氏の造語である。
具体的には,人生のポートフォリオを時間によって組むのではなく,ストレスによって組むことを推奨する。
自分がストレスを感じるものは何なのか,あるいは感じないものは何かを考え,時間で分けない。
もしもそのような前提に立った時に,ワークとライフは分けられるのかという問題が想起される。
それがワーク・アズ・ライフである。
newspicks.com

ワーク・ライフ・バランス

一方,何年も前から大きなテーマになっているのが,「ワーク・ライフ・バランス」である。
最近では,政策的にも大きく推進されている。
ワーク・ライフ・バランス| 内閣府男女共同参画局
www.mhlw.go.jp
このような流れを大きく進めてきた代表が,株式会社ワーク・ライフバランスであり,小室淑恵氏である。
株式会社ワーク ・ライフバランス – 企業が家庭を理解する、家庭が仕事を理解する。私たちがお手伝いするのは、そんな小さな一歩です。
こうした中で,電通NHK等,大企業における過労死がクローズアップされてきた。
shinnji28.hatenablog.com

「ワーク・アズ・ライフ」と「ワーク・ライフ・バランス」を繋ぐもの

上記の「ワーク・アズ・ライフ」と「ワーク・ライフ・バランス」には,両者を接続するためのヒントが必要であるように思う。
そうでないと,単に相反する矛盾するものか,価値観が異なるものとして処理されてしまう。
この両者を概念は何か。ぼくは「裁量」だと思う。
つまり,どのような働き方でも良いのだが,それを自分で決めているのか(あるいは,決められるのか)ということが問題である。
裁量が大きければ「ワーク・アズ・ライフ」も「ワーク・ライフ・バランス」も達成されるだろう。
しかし,裁量が小さければ,どちらも達成されない。
人から指示されるがまま,言われるがまま働き,抵抗する術もなく,体を壊してしまう。
「たくさん働きたい人は,たくさん働けばいいじゃないか」という理屈は,背後に働き方を自分で決めるという「裁量」があって初めて成立するのである。