松宮慎治の憂鬱

タイトルは友人が考えたもので,某アニメのことはわかりません。

家庭の学校外教育支出を支援する「スタディクーポン・イニシアティブ」に添えられた望月優大氏の文章が素晴らしい

望月優大氏の文章が素晴らしかったので,シェアします。
hirokimochizuki.hatenablog.com

自分の家はひとり親家庭でした。
相対的に言えば、貧しかったと思います。
でも、母親が踏ん張って教育の機会を与えてくれました。自分が望む全ての教育を受けさせてくれた。今思えばどうやってやりくりしたのか想像もつかないし、だからこそ本当に感謝の思いしかありません。
彼女にもらった機会のおかげで、今の自分がある。それは100%そうだと言える。
いま自分が、困っている人、弱っている誰かを支える人になりたい、そう思えていること、その可能性の根っこの部分に、母親のこの踏ん張りがあったことを本当に確信しています。
ただ、30も過ぎたこの歳になって思うこともあります。
この困難は、母親がたった一人で、自分の食費を削ってまで、背負わなければいけないものだったのか。
収入も少ないひとり親の母親にそこまでの負担を強いる、そんな社会で良かったのか。
そして、そうである社会を、そのまま、次の世代へと残していく。32歳にならんとする自分は、本当にそれで良いのか。

自分には,「スタディクーポン・イニシアティブ」という取組みの将来に向けた可能性については,正直判断がつきませんでした。
学校外教育支出を,公教育との兼ね合いの中でどのように考えればよいのか,というのも悩ましいところです。
しかしながら,上記の望月氏の文章からは,量は短いながらも,力強さと情熱を感じました。
この文章は,日本においては教育が限りなく私事性の高いものであり,教育をどの程度受けられるかということが,自己責任に帰結してしまっているという問題を端的に表現しています。
したがって,大学関係者の一人としてこの取組みを応援するとともに,自分は自分で別の場所で,近い問題意識をもちながら貢献したいという気持ちにさせられました。