標記の本を読了した。
本書では,大学の代表的・特徴的な性格をいくつか示した上で,それらが組み込まれたシステムとしての大学を描く。
その上で,第三章では,以下のことが示される(p.14-15)。
組織の合理性,目的,および効果についてのいくつかの一般的な考え方の有効性に注目し,なぜこれらの考えが管理職に余り役に立たないかを明らかにする。大学にとって重要なことは,管理職が行う選択ではなく,現実の本質についての人々の合意である。人々は,環境のある側面がより重要だと考えたり,ある種の関わりが他よりも敏感に感じとれるとき組織を創造する。そのような合意は,人々が何を見るか,どう解釈するか,そしてどう行動するかということに大いなる影響を及ぼしている大学の文化の中で癒合するのである。
- 作者: ロバートバーンバウム,Robert Birnbaum,高橋靖直
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 1992/05
- メディア: 単行本
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