松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

【ご案内】広島大学高等教育研究開発センター第44回研究員集会「大学運営におけるリーダーシップ」

あまりに直近で恐縮ですが,ご案内します。
もしよろしければ,お越しください!
以下,広島大学高等教育研究開発センターfacebookからの転載です。

高等教育研究者・関係者の皆様

いよいよ研究員集会の日が迫って参りました。

 すでにHP等でお知らせしておりますように、今回の研究員集会では、大学におけるリーダーシップの問題を、学術的・事例的・実証的に探求します。
 以下、先日開催された事前打ち合わせの内容も踏まえ、集会当日に予定されている内容の概要を紹介いたします。

 基調講演の菊澤研宗先生(慶應義塾大学)からは、「組織の経済学」から「取引コスト理論」「組織の不条理」等の諸理論をご紹介いただき、多様なリーダーシップとその功罪を検討する視座をお示し頂きます。

参考:先生のブログ http://kikuzawa.cocolog-nifty.com/

 論点提起では、大森昭生先生(共愛学園前橋国際大学学長)から、地方私立大学の改革とリーダーシップの事例をお話し頂きます。大胆な改革(!)を断行・成功させた注目の大学のお話しは必見です。

参考:大森学長のメッセージ http://www.kyoai.ac.jp/?p=15

 さらに、もう一つの論点提起として、村山詩帆先生(佐賀大学)からは、文科省委託全国調査データ分析に基づいたガバナンスとリーダーシップの現状を報告いただきます。報告を通じて、政策決定や社会経済の変動のような外部性を、大学に内部化するガバナンス・リーダーシップの再編が企図されている現状の問題点を浮き彫りにしていただきます。

 RIHEからは、大場・村澤により、国内外のガバナンス・リーダーシップ論の動向の整理と課題抽出を行い、併せて昨年度実施した学部長対象のガバナンス調査をもとに、意思決定権限の所在、組織文化そして成果の関連性に関する統計分析をも披露します。要約すれば、‶集権化すれば大学が「良くなる」かのような言説は幻想、法制改革を断行するほどの効果の有無も不透明・・・”という結論です。

参考:高等教育における組織・ガバナンス研究会: 
   https://sites.google.com/site/hegovorg/home

 コメンテーターには、太田肇先生(同志社大学)をお招きしております。先生のご専門は組織論。すでに第39回研究員集会に基調講演者としてご登壇頂いたことがあります。今回は、登壇者へのコメント以上に、先生のご専門である組織における個人の「自己承認欲求」とリーダーとしてのあり方に、どのような葛藤・調和が生じるのかを、議論して頂けるものと期待しております。

参考:太田先生HP:http://www.eonet.ne.jp/~ohtahajime/

 以上の他、司会者の方々にも猛者(!)を選抜してご担当いただいた結果、今回の集会は、これまで以上に、学術・実践・実証そして主張の織りなす濃厚且つ多角的な議論が楽しみな会合になると確信しております。

 滅多にない機会ですので、万障お繰り合わせの上、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

 研究員集会参加を希望される方は、高等教育研究開発センターHP(http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/)よりお申込み下さい。

 また、当日の詳しいプログラムについては、下記をご覧ください。
http://rihe.hiroshima-u.ac.jp/…/dff8298ca7ca0f077bf31d276fd…