松宮慎治の憂鬱

タイトルは友人が考えたもので,某アニメのことはわかりません。

志水宏吉編『「力のある学校」の探究』(大阪大学出版会)を読了

標記の本を読了した。
「力のある学校」というのは,主としてアメリカに端を発する学校効果研究や,「効果のある学校」を日本の文脈で上積みしたものである。
本書で一番刺激的だったのは第12章「学校効果の新たな分析手法の確立に向けて」(川口俊明)であった。
この章では,それまでの議論にかなりの批判を加えている。
具体的には,従来の「効果のある学校」の定義の問題,また「効果のある学校」の特徴と「学校の効果」の因果関係が明らかにされていない問題,学校の努力とは無関係な社会構造を軽視しているという問題,等である。

「力のある学校」の探究

「力のある学校」の探究

ところで,執筆者のおひとりで,「スクールバスモデル」を提起されている盛満弥生先生は,ちょっとした知り合いである。お元気にされているでしょうか。