松宮慎治の憂鬱

このブログの情報は古く,今後更新しませんので,特に教職課程関連の参照元とすることは避けていただければと思います。ご迷惑かけます。2023.2.19

ポール・ウィリス著,熊沢誠・山田潤著『ハマータウンの野郎ども』(ちくま学芸文庫)を読了

実際に購入したのは随分と前なのだが,積読になっていた標記の本をようやく読了した。
本書は,イギリスの学校教育制度において,労働者階級の子どもたち(「野郎ども」)がいかなる理由で学校文化へ反抗し,肉体労働へ順応していくかを描く。
ぼくもこのブログでは何度か出身である京都府八幡市のことを取り上げてきた。
shinnji28.hatenablog.com
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「学校への反抗」も「労働への順応」も,八幡市で同様にみられるものだ。
したがって本書は,ある意味ではぼくがずっと気にしてきたことを時代と国を越えてエスノグラフィーによって分析したものであるといえる。

ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)

ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)